【短期研修】中国 北海芸術設計学院がBUNKAで5回目の教員研修
2024年12月2日
11月27日(水)~29日(金)、中国南部にある北海芸術設計学院の教員20名が来校し、文化服装学院のBUNKAファッション・オープンカレッジで3日間の研修を行いました。同校の教員研修は今年5度目。今回、来校したのは、メディアデザイン、アニメデザイン、環境デザイン、絵画などを教える若手教員のみなさんです。
今回の研修内容は、同校から再度リクエストがあった授業と、デザイン分野を専門とする先生方に役立つ授業内容を組み合わせた、オープンカレッジの担当者による特別編成カリキュラムでした。
受講した教員のみなさんからは、「学生参加型の授業の教授法が新鮮で、刺激を受けました」「世の中の変化を気にかけず教員をしていたが、今後は身を引き締めて、真の大学教員をめざしたい」などの感想がありました。
【提携校】台湾 実践大学高雄キャンパスで文化学園大学の高村是州教授が特別講義を実施
2024年11月28日
文化学園大学ファッション・グラフィックス研究室の高村是州教授が台湾の提携校、実践大学(高雄キャンパス)から招待を受け、11月15日(金)~17日(日)の3日間、現地で特別講義が行われました。
実践大学は台北と高雄にキャンパスのある私立大学で、ファション、建築、メディアなどのデザイン関連分野が特に有名です。今回はファッションデザインと経営管理を学ぶ20名あまりの学生が、高村教授の「ファッションイラストレーション」の授業を受講しました。
3日間でのべ15時間にわたる授業では、さまざまな学年の学生たちがレベルに関わらず、集中して作業に取り組みました。
今回の招待講義は、毎夏、同大学の短期研修グループを文化学園大学で受け入れるなかで、授業を担当する高村教授をぜひ台湾に派遣してほしいという、実践大学ファッション学部長たっての希望で実現しました。
今回の授業が学生たちに好評だったため、すでに来年度以降の講義の話も出ているのだとか。オンラインの活用も視野に入れつつ、今後、同大学とのさらなる交流を深めていきます。
【ポートフォリオレビュー】ゲスト講師はデザイナーの大月壮士さん!
2024年11月25日
メンズウェアレーベル「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」デザイナーの大月壮士さんをゲスト講師にお迎えし、11月22日(金)、ポートフォリオレビュー(作品講評会)を開催しました。
参加した4名の学生は自身のプロジェクトについて一人ずつ説明し、それに対して大月さんから個別にフィードバックをいただきました。
素材スワッチや使用する紙など、デジタルに頼りすぎず実際の触感を重視することや、デザイナー自身のパーソナリティはもちろん、着用者の人間像もイメージすること、頭で考えるより先に手を動かして形にしていく実践の姿勢など、たくさんのアドバイスをいただきました。
今後もいろいろな方をゲストに迎えて開催予定です。興味のある方は、一度ポートフォリオ相談にお越しください。プロジェクトの途中段階でも大丈夫です。
【短期研修】BUNKAで4回目の教員研修、北海芸術設計学院
2024年11月22日
10月に続き、中国の北海芸術設計学院から教員20名が来校。11月11日(月)~13日(水)の3日間、文化服装学院のBUNKAファッションオープンカレッジで教員向けの研修を行いました。同グループの本学での研修は今年4度目となります。
今回の研修は、春にも受講した同校から再度リクエストのあった授業を中心に構成。「五感のデザインワーク」「服飾デザイン概論」「藍染めとプリント」「パーソナルカラーを知る」「ブランディングのプロセス」など、実際に紙を折ったり、感じたものを紙に書いたりと手を動かしながらデザインの発想法と技術の教授法を取得したほか、物の価値を生み出すブランディングの手法も学びました。
研修を受けたのはファッションデザイン、メディアデザイン、アニメデザイン、絵画など、芸術分野を専門とする先生方。教える立場の先生が、熱心に頷きながら耳を傾け、積極的に授業を楽しまれている様子が印象的でした。
11月下旬には同校から別の教員が派遣され、5回目の研修が予定されています。皆さんのお越しをお待ちしております。
【ポートフォリオレビュー】ゲスト講師はパリ事務所 水戸所長!
2024年11月4日
文化祭期間の11月3日(日)、フランスから帰国中の文化学園パリ事務所 水戸真理子所長をゲスト講師に迎え、ポートフォリオレビュー(作品講評会)を開催しました。
水戸所長は長年、パリを拠点にコレクションや国際コンテストの取材を担い、イタリアで開催されるコンテスト「ITS 2022」ではメディア審査員を務めるなど、国際コンテストの内情にも詳しいジャーナリストです。
参加した4人は「ITS」や「イエール」など国際コンテストの応募を目指して制作に取り組む文化服装学院の在学生と卒業生で、ムードボードやデザイン発展など制作段階の資料を持参し、全員が一人ずつ自身のプロジェクトについて説明を行いました。それに対して水戸所長からは、個性の大切さ、好きなことを掘り下げる作業、アイデアの絞り込み方、プレゼンの仕方など、審査する側の視点で一人ひとりに貴重なアドバイスをいただきました。
最後に参加者たちは互いの作品の感想を出し合い、人の考え方に共感したり、自分の作品の内容をさらに深めたりと、充実した表情で会を終えました。
【研修】中国 北海芸術設計学院の教員のみなさんが文化服装学院で短期研修!
2024年10月25日
10月22日(火)~24日(木)、中国の北海芸術設計学院からメディアデザインや視覚デザイン、絵画など芸術分野の教職員20名が来校し、文化服装学院のBUNKAファッション・オープンカレッジで短期研修を行いました。同校の教員研修グループのBUNKAでの受け入れは、今年4月と5月に続き3度目となります。
3日間の研修では、デザイナー三宅一生さんの一枚の布や折り紙からの造形的発想を学ぶ「服飾デザイン概論」(竹内宏明先生)や、実際に手を動かしながら発想する「ブランディングのプロセス」(山口容子先生)、それぞれの感じる力をカタチにする「五感のデザインワーク」(横山 稔先生)などの授業を受講したほか、捺染室で藍染めと箔プリントの実習(太田 繁先生)も体験しました。
普段、教える立場の教員が教わる立場になり、クリエイティブな側面だけではなくマーケティング戦略の視点からも学びを深めた今回の研修。先生方が熱心に授業を傾聴する姿が印象的でした。BUNKAでの経験が、今後、教員のみなさんの教育活動のなかで何らかのヒントにつながれば幸いです。
【グローバルセミナー】パリの一流メゾンで活躍中のモデリスト、吉田 隼さんが登壇!
2024年10月25日
10月24日(木)、ディオールやサンローランなどパリの一流メゾンでモデリストとして活躍中の吉田 隼さんを講師にお迎えし、「海外で働くためのスキルと経験」をテーマにセミナーを開催しました。吉田さんはなんと、文化服装学院 技術専攻(当時、学院長賞を受賞)の卒業生です!
お話のなかで吉田さんは、海外で働くために大事な準備として、知識、スキル、語学の3つを挙げ、様々な時代の服や映画、音楽、アートなどいろいろなものを見てイメージを得ること、BUNKAで服の構造やパターンをしっかり学ぶこと、英語や行きたい国の言語を勉強することなどの重要性を強調。憧れのメゾンで仕事をするために身につけておきたい技術や知識に加え、人脈づくりの必要性、ビザ取得のための戦略など、海外へ踏み出すための具体的な方策についてもお話ししていただきました。
また、吉田さんご自身のポートフォリオやデザインプロジェクトを示して解説もしてくださり、学生たちは一流ブランドの仕事の一端をうかがうことができました。
後半には立体裁断の実技デモンストレーションも。シーチング生地がみるみるうちに写真のドレスと同じシルエットに変化していく過程を、学生たちは息をのみながら見守り、スマホで記録していました。
最後に吉田さんは、「BUNKAで学んだことは将来必ず役に立ちます。目標を定めて計画的に戦略を練り、自分にしかできないスキルを武器に世界に挑んでください!」と学生に力強いエールを送ってくださいました。
憧れの大先輩、短い日本滞在の合間にお越しいただきありがとうございました!
【作品講評会】ポートフォリオレビュー ゲスト講師は「PHOTOCOPIEU」デザイナー竹内美彩さんと竹内大悟さん
2024年10月21日
10月18日(金)、「PHOTOCOPIEU」デザイナーの竹内美彩さんと竹内大悟さんをゲストに迎え、ポートフォリオレビューを開催しました。
ファッションコンテスト「装苑賞」の締切前で、応募の準備をしている学生が多かった今回。スタイルの提案ができているかどうかや、古着から時代の空気を研究することなど、装苑賞経験者のお二人から参加者に丁寧なフィードバックをいただきました。
竹内さんのパリ留学時代のポートフォリオやリサーチブックを1週間ほどお預かりしていますので、閲覧希望者は国際交流センターへご予約の上お越しください
【留学相談会】EF社による語学留学相談会を開催
2024年10月18日
世界50都市に語学学校を展開する「EFエデュケーション」の担当者による、海外語学留学個別相談会を開催しました。
4月と5月に実施した同相談会に続き、今回は特に、春休みの語学留学についてくわしく相談に乗っていただきました。
次回は11月27日(水)の11:00~16:00に開催を予定しています。
語学留学に興味のある方はぜひ、国際交流センター(F館1階生地屋さん前)にお越しください!
【来訪】タイで日本語を学ぶ高校生が来校!
【国際コラボ】レベル・タータン・プロジェクト
2024年10月18日
世界で選ばれた学校だけが参加できる国際コラボレーション「レベル・タータン・プロジェクト(Rebel Tartan Project)」。このプロジェクトは、英国のタータンに着想を得たデザイン教育を通じて、気候変動や人身売買、核軍縮などの社会問題に光をあてる取り組みで、英国ノッティンガム・トレント大学(NTU)を中心に2015年にスタートしました。
2021年より文化服装学院ニットデザイン科とNTUの学生が共同で活動を展開。同年、スコットランドで開催されたCOP26(第26回国連気候変動枠組条約締結国会議)では、パールアカデミーや東華大学も参加して、作品やポートフォリオが展示されました。
今年は文化学園大学大学院グローバルファッション専修の学生がこのプロジェクトに参加。4月からNTUの教授や学生とオンラインでプレゼンテーションやディスカッションを交わしながら作品を制作してきました。世界が直面する社会課題を見つめ直し、それをどう解決するのかを考え、作品に託した学生たち。このプロジェクトを通じて、グローバル社会で活躍していくために必要な知識と経験を得ることができました。
こうした取り組みの中で、今回は、NTU、中国の東華大学、インドのパールアカデミー、BUNKAの4校の学生が、世界が直面する「気候変動」の問題に警鐘を鳴らすべく取り組んだ21体の作品を、10月5日(土)~11日(金)、C館エントランスホールで展示。学生や教職員をはじめ、たくさんの方にプロジェクトの成果を見ていただくことができました。
10月7日(月)にはレセプションイベントを開催。英国大使館の担当者や東華大学の教授、NTUの学生、ファッション関連企業などから30名あまりの関係者が集まり、交流を深めました。
【作品講評会】ポートフォリオレビュー ゲスト講師はデザイナーの小塚信哉さん!
2024年10月15日
10月8日(火)、「SHINYAKOZUKA」のデザイナー、小塚信哉さんをゲストにお迎えし、ポートフォリオレビューを開催しました。
小塚さんは、2013年にセントラル・セント・マーチンズ(CSM)ファッション学部メンズウェア学科を卒業。日本に帰国後、2015年より「SHINYAKOZUKA」をスタートしました。
レビューでは、さまざまな視点から物事を捉え、自分なりの言葉で定義することの大切さや、ミクロとマクロの両方を意識して完成度を高めていくことなど、小塚デザイナーの経験と知識から、学生たちにたくさんのアドバイスをいただきました。
ポートフォリオレビューは今後もいろいろな方をゲストに迎えて開催予定です。興味のある方は一度、ポートフォリオ相談にお越しください。
【作品講評会】ポートフォリオレビュー
講師は本間公野さん!
2024年9月27日
9月26日(木)、今月2回目となるポートフォリオレビューを開催しました。ゲスト講師は本間公野さん。イギリスの名門、セントラル・セント・マーチンズとロイヤル・カレッジ・オブ・アートで10年以上の指導経験を持ち、現在文化ファッション大学院大学(BFGU)の准教授を務める公野先生から、6名の学生一人ひとりにご指導をいただきました。
冒頭で公野先生は、ポートフォリオとは何かを学生に問いかけ、自分の作品を自分の言葉で表現することの大切さを強調。さらにこの場で6人分の意見やアイデアをもらうことで様々な方向性が生まれ、次に生かすことができると語りました。
学生たちは一人ずつ自分のプロジェクトについての説明を行い、それに対して公野先生が個々にフィードバックを行いました。公野先生の具体的なアドバイスとユーモアあふれるお話に場はなごみ、学生たちも打ち解けた雰囲気でそれぞれの意見を述べることができました。1年生の参加が多かった今回は、自分のアイデアをどうデザインに展開していくかということについて、たくさんのヒントを持ち帰ることができました。
【作品講評会】ポートフォリオレビュー ゲスト講師はデザイナーの上田 碧さん!
2024年9月25日
9月12日(木)、「YOUTH OF THE WATER」デザイナーの上田 碧さんをゲストにお迎えし、ポートフォリオレビューを開催しました。
「ポートフォリオレビュー」とは、6~7名の学生が一人ずつ自身のプロジェクトを説明し、それに対して講師が個々にフィードバックを行うもので、講評やアドバイスを参加者全員で聴講します。
上田デザイナーは、学生のデザインに対するアドバイスはもちろん、デザインの伝え方や、テーマを自分のものにするにはどうしたらいいかなど、自身が学生の時に知っておきたかったということを惜しみなくお話ししてくれました。
今後もさまざまな方をゲストに迎えて「ポートフォリオレビュー」を開催予定です。興味のある方は一度、ポートフォリオ相談にお越しください!
【来訪】サラ・マイノさんが来校!
2024年9月12日
9月5日(木)、ソッツァーニ・ファウンデーション クリエイティブディレクターのサラ・ソッツァーニ・マイノ(Sara Sozzani Maino)さんが 文化服装学院 に来校しました!
クリエイティブな才能を支援する「VOGUE TALENT」を設立し、LVMHプライズ、ウールマーク・プライズ、インターナショナル・タレント・サポートなど数々のファッションコンペティションに審査員やコンサルタントとして参加されてきたサラ・マイノさんは、ファッション界でも一目置かれる存在。
マイノさんは学内の施設を見学した後、アパレルデザイン科2年生の教室で学生たちに気さくに話しかけ、一人ひとりに作品のアドバイスをしてくれました。
【ワークショップ】オレグ先生の夏のワークショップ 第2弾 開催!
2024年9月10日
7月に開催したオレグ・ミトロファノフ先生のワークショップ①に続き、ワークショップ②「インターナショナルスタイル・ポートフォリオの作成」を9月2日(月)~4日(水)を開催しました。
23名の学生が参加し、国際的に通用するポートフォリオの作成を目指しました。講義やグループディスカッション、オレグ先生の個別指導などを通して、自分のデザインを他者にビジュアルで伝える方法、効果的なレイアウトやページ構成の仕方など、ポートフォリオの作成に大切な要素を実践しながら学びました。
【イベント】 繊維産地オープンファクトリー キックオフイベント開催!
2024年9月2日
8月29日(木)、日本全国7つの繊維産地から、オープンファクトリーの旗を振るキーパーソンたちが文化学園に集まり、キックオフイベントを開催しました。
オープンファクトリーとは、生産現場を外部に公開したり、来場者にものづくりを体験してもらう取り組みで、普段は見ることができない工場にもアクセスできる機会です。
今回のイベントの主催者でファッションキュレーターの宮浦晋也さんの司会進行で、各産地のオープンファクトリーの発起人たちがそれぞれの産地の魅力を熱く紹介しました。後半の交流会では各ブースで個別相談や情報交換が行われ、本学の学生や教員、学外の関係者の方々とさまざまな話題で盛り上がっていました。
オープンファクトリーの詳細は、各産地のウェブサイトやインスタグラムで情報をチェックしてください!
<登壇者>
360°よねざわオープンファクトリー(米沢産地) @360yonezawa
CHITAMOMENT(知多産地) @chitamoment
DENIM EXPO(備中備後産地) @denimnoitoguchi
ハタオリマチフェスティバル(山梨産地) @hatafes
ひつじサミット尾州(尾州産地) @hitsujisummitbishu
西脇・多可オープンファクトリー「もっぺん」(播州産地) @moppen_nishiwakitaka
五泉ニットフェス(五泉産地) @gosenknit_official
<司会進行>
宮浦晋哉さん(株式会社糸編) @shinyamiyaura
【ワークショップ】「Cutting Project(カッティング・プロジェクト)」 開催!
2024年8月30日
8月26日(月)~28日(水)の3日間、デザイン発想のための実験的な3Dワークショップ「Cutting Project(カッティング・プロジェクト)」を開催しました。
ロンドンのセントラル・セント・マ―チンズやロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の指導教員であったKimino先生のリードのもと、参加した学生たちは生地や古着をボディ上に乗せながら、シルエットやデザインのアイデアをふくらませ、最終日にはミニコレクション3体のデザインをプレゼンテーションしました。
【研修】タイ 文化ファッションスクールがBUNKAオープンカレッジで短期研修!
2024年8月28日
タイの連鎖校、文化ファッションスクールから学生5名が来校し、7月30日(火)、31日(水)の2日間、文化服装学院のBUNKAファッション・オープンカレッジで短期研修を行いました。
研修では、1/2ボディを使ってジャケットとワンピースのパターンを学びました。
研修に先立ち、28日(日)に行われた文化服装学院の夏のイベント「ファッションフェスティバル」では、Tシャツプリントやテキストラップなどのワークショップも体験。学生のファッションショーも見学するなど、文化服装学院のファッションの楽しさと学びをたくさん体験することができました。
【研修】台湾 実践大学台北キャンパスの学生が文化ファッション大学院大学で短期研修!
2024年8月28日
台湾の提携校、実践大学台北キャンパスの学生16名が来校し、7月25日(木)、26日(金)、29日(月)、30日(火)の4日間、文化ファッション大学院大学(BFGU)で短期研修を行いました。
研修では、テキスタイルや立体裁断の実習のほか、メンズ服や商品企画の知識なども学びました。
28日(日)には文化服装学院の夏のイベント「ファッションフェスティバル」にて学生のファッションショーも見学しました。
また、「アバハウスインターナショナル」の企業見学に伺ったり、「高田賢三 夢をかける」展などの展覧会にも足を運んだりと、さまざまな角度からファッションを学ぶことができました。
【ワークショップ】オレグ先生の「夏のワークショップシリーズ@BUNKA」開催!
2024年8月28日
セントラル・セント・マーチンズやロンドン・カレッジ・オブ・ファッションなど、英国のトップファッションスクールでの指導経験が豊富なオレグ・ミトロファノフ氏を講師に迎え、7月25日(木)~27日(土)、3日間のワークショップを開催しました。
今回はシリーズの1回目で、「創造性を解き放つ:リサーチと実験」がテーマ。参加した27名は、コンセプトとは何か、図書館でのリサーチの進め方、実験的なシルエット作り、クリエイティブシンキング、バリエーションを展開する方法などを実践を通して学びました。
9月初旬には、ワークショップ②「インターナショナル・スタイル・ポートフォリオの作成」を開催します。参加予定の皆さんは、楽しみにしていてください!
【研修】韓国 世明大学校の学生47名がBUNKAオープンカレッジで研修
2024年8月27日
7月25日(木)、26日(金)の2日間、韓国の世明大学校から学生41名が来校し、文化服装学院のBUNKAファッション・オープンカレッジで2グループに分かれてサンダルまたは帽子の制作実習を行いました。
28日(日)には文化服装学院で行われた夏のイベント「ファッションフェスティバル」のファッションショーも見学しました。
今回、文化服装学院シューズ科の卒業生が、韓国で初となるシューズ関連学科の学生たちを引率して来日し、通訳も務めてくれました。卒業生も世界中で活躍中です。ありがとうございました!
【研修】ソウル事務所が学院の夏イベント体験ツアーを実施!
2024年7月29日
文化学園ソウル事務所が、文化服装学院の夏のイベント「サマーセミナー」と「ファッションフェスティバル」を体験する研修ツアーを今年も企画。韓国の高校生14名と大学生4名が参加し、7月26日(金)から3日間、BUNKAでさまざまな授業とイベントを体験しました。
初日は文化外国語専門学校で日本語の授業を受講。日本滞在中に役に立つ日本語のフレーズを学んだほか、折り紙で鶴や小箱の折り方も教わりました。
翌27日(土)は、文化服装学院の「サマーセミナー」の体験講座、「ヘビロテ確定!カジュアルウェアづくり」を受講。韓国人の教員も指導に加わる韓国語クラスで、韓国留学生のサポートを受けながら、ミシンでビッグTシャツやシースルートップスを作りました。
最終日、28日(日)の「ファッションフェスティバル」では、文化服装学院の教員による特別指導クラスで、好きなテキスタイルを切ったり裂いたりして組み合わせたストラップ・チャームや、革を用いたコインケースを作りました。午後には流通専攻科の学生によるファッションショーを鑑賞したり、クリエイターズマーケットをのぞいたり。文化服装学院に在籍する2人の韓国在学生から話を聞く「座談会」では、先輩たちに直接質問をする機会もありました。BUNKAを存分に体験した参加者たちは、夕方、帰国の途につきました。
参加者のなかには、「実習がとても楽しかった」「BUNKAに入学したいという思いが固まりました」と言う生徒さんも。韓国から参加してくれた高校生、大学生のみなさん、またBUNKAのキャンパスでお会いできますように。お待ちしています!
【見学】韓国 京仁女子大学のみなさんが来校!
2024年7月25日
7月24日(水)、韓国の京仁女子大学ファッションデザイン学科の学生10と教員が来校。学内の各施設をご案内しました。
一行は、生産管理実習室、リソースセンター、図書館などを見学後、文化学園服飾博物館で「世界のビーズ」展も鑑賞しました。
こちらのグループも文化服装学院の卒業生が引率してきてくれました。暑いなか、お越しいただきありがとうございました。またお待ちしています!
【作品講評会】ポートフォリオレビュー「EUCHRONIA」デザイナー、佐藤百華さん
2024年7月19日
7月16日(火)、「EUCHRONIA(ユークロニア)」デザイナ―で文化服装学院ファッション高度専門士科卒業生の佐藤百華さんをお迎えし、今年6回目となるポートフォリオレビューを開催しました。
ポートフォリオレビューは、参加学生が自分の作品の説明をし、講師がフィードバックを行う双方向ワークショップで、参加者全員で作品とそれに対するアドバイスを聴講します。
参加した学生たちは、コンテストのために制作した作品や学校の課題などを緊張した面持ちで説明しました。それに対して佐藤さんは、学生の言葉に寄り添うように作品の細部まで読み解き、ブラッシュアップの方法やそれぞれの世界観の表現の仕方など、具体的なアドバイスをいただきました。また、国際コンテスト「ITS 2023/24」でグランプリを受賞した際のポートフォリオについても詳しく教えていただきました。
レビューを受けた学生たちは晴れやかな表情で、次のステップを見据えて佐藤さんにさまざまな質問を投げかけていました。
国際交流センターでは、今後もいろいろな方をゲストに迎えてポートフォリオレビューを開催予定です。興味のある方は一度、ポートフォリオ相談にお越しください!
【交流会】Language & Culture Exchange Gathering:言語交換交流会 第2弾を開催!
2024年7月16日
5月にスタートした「Language & Culture Exchange Program」は、文化学園4校(文化学園大学、文化ファッション大学院大学、文化服装学院、文化外国語専門学校)の異なる言語を学びたい学生同士が、互いの言葉や文化を教えあう相互学習の機会。150名以上の学生から申込みがあり、国際交流センターで希望学生のマッチングを行いました。5月には申込み学生のための交流会を開催。50人以上の学生が入れ代わり立ち代わり会場を訪れて賑わいました。
学生からの「また開催してほしい!」との声を受け、7月10日(水)には、プログラムに申込みをしていない学生にも対象を広げて2回目の交流会を開催しました。当日は文化服装学院、文化外国語専門学校、文化学園大学などの学生が参加し、英語や日本語、スペイン語なども駆使して会話を楽しんでいました。
学校を超えて学生同士が気軽に交流できるのはBUNKAならでは。次回の開催もお楽しみに!
【研修】中国 浙江理工大学の学生が文化学園大学で短期研修
2024年7月16日
7月8日(月)~10日(水)、文化学園大学の中国の協定校、浙江理工大学から学生13名が来校。文化学園大学で3日間の短期研修を行いました。
研修内容は、「ファッション画」「型染め」「ゆかた地からのあづま袋の製作」「きものの話とゆかたの着付け」などの実習授業を中心に受講。日本らしい和小物を制作する授業に、女子学生たちは真剣に取り組みました。また、きものの歴史や成り立ちなどのお話を聞き、先生から教わりながらゆかたの着付けを体験する授業では、友達同士でポーズを取り合ってお互いのゆかた姿を写真に収めていました。
【研修】中国 武漢紡織大学の学生がBUNKA 2校で短期研修
2024年7月11日
7月3日(水)、中国の提携校、武漢紡織大学から学生16名が来校。文化服装学院のBUNKAファッション・オープンカレッジで3日間の短期研修を受講しました。相原学院長の「文化服装学院の歴史と輩出したファッションデザイナー達」の講義に始まり、「プリントテクニック・藍染め」「ビニールクロスのポーチ作り」「モデル体験」「服飾デザイン」などの実習のほか、麻布台ヒルズで開催中の「アレクサンダー・カルダー展」にも足をのばしました。
週末をはさんだ8日(月)から、一行は文化学園大学で5日間の短期研修に励んでいます。「ファッションデザイン画」や「型染め」、「あずま袋」の制作を体験したほか、きもののお話を聴いてゆかたの着付けにもチャレンジしました。そのほか、原宿や新宿の市場調査に出かけたり、オペラシティアートギャラリーで開催中の「高田賢三展」を鑑賞したりと忙しい毎日を過ごしています。明日は文化学園大学の学生のファッションショーのリハーサルを鑑賞する予定。蒸し暑い日が続きますが、身体に気をつけて最後まで元気に乗り切ってほしいです。
【見学】韓国 慶星大学校のみなさんが来校!
2024年7月10日
7月3日(水)、韓国の慶星大学校(Kyungsung University)から学生と教職員合わせて36名が来校。2グループに分かれて生産管理実習室、リソースセンター、図書館など学内施設の見学を行いました。
今回も学生たちを引率してきてくれたのは文化服装学院の韓国人卒業生です。いつも韓国語で丁寧に学内を案内してくれる頼もしい存在です。文化学園服飾博物館は展示替え期間中で残念ながら見学できませんでしたが、次の機会にぜひお越しください!
【グローバルセミナー】雑誌『Purple』のクリエイティブディレクターを務めたクリストフ・ブルンケル氏が登壇!
2024年7月10日
7月2日(火)、フランス人現代アーティストのクリストフ・ブルンケル(Christophe Brunnquel)氏をお迎えし、セミナー「クリストフ・ブルンケルのクリエイティブディレクション~ファッションストーリーにおけるアートとファッションの関係」を開催しました。
ブルンケル氏はフランスのファッション雑誌『Purple』の初期メンバーとしてクリエイティブディレクターを務め、2006~2022年には新聞社「Le Figaro」のラグジュアリー部門でクリエイティブディレクションを手がけたアートディレクターでもあります。セミナーではそのブランディングの手法、アーティストやデザイナーらとのセッションから生まれたファッションストーリーにおけるイメージづくりの重要性などについてお話しいただきました。
「シャイにならず、若い時は試行錯誤を繰り返して自分のスタイルを見つけることが大事」「ファッションで成功したければ、(他を)リスペクトしすぎないこと。反抗的にならないと新しいことはできない」など、ブルンケル氏からはクリエイターとアートディレクター、両者の目線から、学生にたくさんの励ましのメッセージをいただきました。
文化学園図書館には、雑誌『Purple』の貴重なアーカイブが多数所蔵されています。文化生の皆さんは是非リサーチへ!
【クラス見学】文化服装学院工科基礎科の学生が来室!
2024年7月1日
6月中旬から下旬にかけて、文化服装学院ファッション工科基礎科の学生がクラス単位で国際交流センターに見学に来てくれました。一日約50名を2つのグループにわけて5日間、全部で250名以上の学生たちです。普段、学生相談に使用するスペースは学生たちの熱気にあふれていました。
来室した学生たちは、スタッフから海外留学や国際コンテストなどについての説明を聞き、そのために必要なポートフォリオについても実際の資料を見ながら詳しい解説を受けました。
学生たちの反応は様々でしたが、国際交流センターでは学生の皆さんの未来の活躍を願っています。留学相談、海外コンテスト相談、ポートフォリオ相談を希望する方は、国際交流センターの留学相談のフォームからお気軽にご予約ください。場所はF館1階(生地屋さん前)です。
【作品講評会】「HAENGNAE」デザイナー、アンナ・チョイさんによるポートフォリオレビュー開催!
2024年7月1日
6月27日(木)、文化服装学院の卒業生で「HAENGNAE」のデザイナーを務めるアンナ・チョイさんが来校し、国際交流センターでポートフォリオレビューを開催しました。
ポートフォリオレビューは、学生が各自で持参したポートフォリオ作品の説明をし、それに対して講師が一人ひとりにフィードバックを行います。学生にとってはプロのデザイナーから直接アドバイスをもらい、自分の作品をブラッシュアップする特別な機会です。
参加した7名の学生は皆、真剣な表情で各人の説明を聞いていました。アンナさんからはそれぞれの学生に真摯にアドバイスをいただき、自身の学生時代やブランドのポートフォリオを紹介しながら、デザインの魅せ方や素材使い、平面から立体へのアイデアの落とし込み方などをお話しいただきました。
【相談会】仏パタンナー養成専門学校AICP留学相談会
2024年7月1日
パタンナー養成の専門学校としてフランス政府に認定された伝統校、AICP(アカデミー・アンテルナショナル・ド・クープ・ド・パリ)のジャン・フィリップ・ヴォークレー名誉校長と吉田和子マネージャーが来校。AICPへ留学したいと考えている学生のための特別留学相談会を6月25日(火)に開催しました。
ヴォークレー先生はコロナ前から毎年BUNKAを訪れ、学生に向けたセミナーでフランスへの留学についてお話ししてくださっています。今回は特に、AICPへの留学を希望する学生がヴォークレー先生や吉田さんと直接お話ができるよう、国際交流センターでの相談会という形式で開催。カリキュラムや授業の様子など、資料を見ながら具体的に教えていただきました。
【見学】韓国「東京ファッション&文化体験スタディ研修」学生グループが来校!
2024年6月25日
韓国から、東京のファッションやカルチャーを学ぶスタディツアーの参加者41名が研修の一環でBUNKAに来校し、6月25日(火)に学内見学を行いました。
一行は韓国でファッションを勉強する大学や職業専門学校の学生37名と教授3名で、BUNKAの生産管理実習室やファッションリソースセンター、図書館や購買部などを2グループに分かれて見学しました。引率は学内を知り尽くした文化服装学院の卒業生です。今回もご案内いただきありがとうございました!
来校した学生の中には日本語を話せる学生も数名おり、積極的に質問してくれました。またぜひBUNKAにお越しください!
【研修】中国 実践大学(高雄キャンパス)の学生が文化学園大学で短期研修
2024年6月25日
本学園の台湾の提携校、実践大学(高雄キャンパス)から学生7名と引率教員1名が6月19日(水)に来校。文化学園大学で21日(金)まで短期研修を行いました。
3日間の研修で、学生たちは「あづま袋の製作」「一枚の布からのデザイン」「きものの話とゆかたの着つけ」「ブレスレットの製作」などの実習と、文化ファッション・テキスタイル研究所の所長による講義を受講しました。台湾でファッションを学ぶ学生たちの理解は早く、実習では手際よく作業をこなしていきました。
引率してくださったのは、約30年前に学生としてこの研修に参加されたという先生です。毎年、台湾の学生さんたちをご案内くださり、深い絆を感じます。いつもありがとうございます。
【セミナー】学生に人気!オレグ先生がファッション写真について解説
2024年6月21日
セントラル・セントマーチンズやロンドン・カレッジ・オブ・ファッションなど、英国のトップファッションスクールで長年ファッション教育に携わるオレグ・ミトロファノフ氏をお迎えし、6月20日(木)にセミナー「ファッション・フォトグラフィー:クリエーティブなビジョンの表現」を開催しました。
デザイナーにとって、クリエイティブなアイデアやコレクションにまつわるストーリーを表現するための重要な手段となるファッション写真。オレグ先生は、「ファッション写真は自分のアイデアからつながっているもの」とし、特にポートフォリオで自分のアイデアを効果的に紹介するために、伝えたいメッセージを写真にのせて表現することの重要性を語りました。
また、ファッション写真の歴史をたどりながら、時代ごとに重要なファッションフォトグラファーの名と作品を挙げ、その見せ方のテクニックを解説してくれました。作品の多くは文化学園図書館でも見ることができるそう。学生の皆さん、ぜひ図書館で確認してください!
これまでにもBUNKAで複数のワークショップやセミナーの講師を務めてきたオレグ先生は多くの学生を惹きつけ、今回のセミナーには100名近い学生が参加しました。終了後もオレグ先生に質問をする学生の長い列ができていました。
【海外イベント】英国の卒業イベントGFWに学院の卒業生が参加!
2024年6月20日
6月10日(月)~13日(木)、イギリス・ロンドンで開催されたファッション系大学の卒業イベント「Graduate Fashion Week 2024」に、文化服装学院 ファッション高度専門士科を3月に卒業したソ シゲサカイさんと竹内大樹さんが現地参加しました。
ソさんは、6/12(水)に行われた International Catwalk Showで6体のコレクションを発表。竹内さんは、International Exhibitionで作品1体を展示しました。また、同イベントにデジタルポートフォリオで参加した藤井安寿星さんがポートフォリオアワードを受賞しました。
【特別講義】中国 アパレル産業幹部に向けてBFGUの櫛下町学長が講演
2024年6月10日
6月7日(金)、中国のメンズアパレル企業、株式会社報喜鳥ホールディングス(Baoxiniao Holding Co., Ltd.)の幹部30名が、日本での7日間の研修プログラムの一環として、文化ファッション大学院大学(BFGU)に来校しました。
一行は生産管理実習室や文化学園服飾博物館などBUNKAの施設を見学。その後、BFGUの櫛下町伸一学長による特別講義「日本におけるファッションデザインの現況とその人材教育」を聴講しました。日本を代表するデザイナーや日本のファッション教育についてのお話に参加者は熱心に耳を傾け、なかでも日本文化とファッションデザインに関する話に興味深そうに聴き入っていました。
一週間で大阪、奈良、京都、東京と移動して行われた今回の研修は、各地でアパレル関連企業の見学を行い、BFGUのほか、日本を代表する企業トップやコンサルタントによる特別講義を受講するなど忙しい毎日でしたが、来校した参加者のみなさんは活発に質問し、積極的に学ぼうとする姿勢が印象的でした。
【セミナー】プラスサイズのためのファッションデザインを考える
2024年6月10日
6月7日(金)、アメリカのパーソンズ・スクール・オブ・デザイン助教授のリーラ・ケレハ博士をお迎えし、「ファット・ファッション:プラスサイズのためのファッションデザイン」と題したセミナーを開催しました。
ファッション業界では長い間、技術的・審美的な観点から、細身で白人の非障がい者をモデルやサイズの中心に据えてきました。今回のセミナーでは、より大きな身体にフィットする着心地のいい衣服を実現するためのパターンの例などを具体的に検証し、ファッションデザインを新しい視点からとらえることで、学生が多様な人々のための美しい服作りを考える機会となりました。
現在、プラスサイズファッションの世界市場は2,500億ドルともいわれ、その知識を持つ技術者が世界で求められているのだそうです。
セミナーを聞いた参加者からは、「プラスサイズのパターンメイキングにおいて、通常サイズとの違いを知ることができたのがよかった」「授業ではなかなか聞かないテーマだったので興味深かった」といった感想がありました。
また、参加した先生からも、「パターンメーキングを学んでいる学生がもっと興味を持って参加してくれれば将来の役に立つのではないかと思った」「プラスサイズのパターンに触れる機会はほとんどありませんが、標準サイズだけではなく、より小さなサイズやプラスサイズのことも伝える必要があると痛感しました」などの感想が届きました。
【セミナー】コンテスト「ITS 2023/24」のグランプリ 佐藤百華さんによるセミナー開催!
2024年6月7日
5月30日(木)、欧州最大級のファッションコンテスト「ITS(イッツ)」で2023年度のグランプリに輝いた佐藤百華さんをお迎えし、セミナーを開催しました。
佐藤さんは文化服装学院ファッション高度専門士科の卒業生で、神戸ファッションコンテストの受賞特典で英国のノッティンガム・トレント大学に留学し、2023年に文化服装学院時代の同級生とブランド「EUCHRONIA(ユークロニア)」をスタートしました。
セミナーでは、今年3月に行われた「ITS」の最終審査会のようすや、提出したポートフォリオについて、コンテストで感じたことや評価された点、コンテストに応募するメリットなどを詳しく解説していただきました。
最後に佐藤さんから「学生の時にしておくべきこと」として、プレゼン力を向上させること、同世代とのつながりを持つことなど、たくさんのアドバイスをいただきました。
学生からは、「ポートフォリオ制作にあたっての情報の簡略化、プレゼンするにあたっての伝わりやすさなど、佐藤さんがどのように対処したのかを伺うことができてとてもためになりました」「先生のリサーチブックやポートフォリオ、受賞した服も見せていただきありがとうございました。リサーチブックをたくさん作ってから、最後に10ページのポートフォリオを作るということに感動しました」などの感想がありました。
【作品講評会】divka(ディウカ)の田中デザイナー、松本パタンナーを迎えてポートフォリオレビュー開催!
2024年6月5日
5月27日(月)、divka(ディウカ)の田中崇順デザイナーと松本志行パタンナーをゲストに迎えたポートフォリオレビューを開催しました。
イギリスの名門校、セントラル・セント・マーチンズを首席で卒業し、イタリアのコンテスト「ITS」でファイナリストに選ばれたこともある田中デザイナーと、文化ファッション大学院大学を修了し、「文化服装学院ファッションコンテスト」技術部門(トワリスト)の審査員長も務める松本パタンナーから、学生各々の作品に対し色々なアドバイスをいただきました。田中デザイナーのセントマーチンズ時代のスケッチブックも特別に見せていただき、刺激的な時間になりました。
今後も色々な方をゲストに迎えて開催予定ですので、興味のある方は一度ポートフォリオ相談にお越しください!
【短期研修】米国ニューヨーク州立ファッション工科大学の学生が来校
2024年5月28日
5月25日(土)、アメリカのニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)から学生12名と日本語教員が来日。BUNKAのキャンパス内で日本語・日本文化研修がスタートしました。
BUNKAでの授業初日となった27日(月)は、文化学園大学の梅春科目「ニューヨーク研修」で今年2月にFITを訪れた日本人学生と、来年2月に現地を訪問予定の学生が、FITの学生たちと交流する時間が設けられ、K-popやファッションなど共通の話題で盛り上がりました。お互いに連絡先を交換した学生たちは、文化学園大学の学生の案内で、原宿や渋谷にも足を延ばしました。
FITの学生たちは、6月11日(火)までの約2週間、午前中は日本語の授業、午後は浅草や銀座、ジブリ美術館、江戸東京たてもの園などへの校外研修のほか、書道、ガラス吹きなどの文化体験も行う予定です。
【短期研修】4月に続き、中国 北海芸術設計学院の教員の皆さんが来校!
2024年5月24日
4月に本学で短期研修を行った中国の北海芸術設計学院から、新たに教員23名が来校し、5月20日(月)~22日(水)の3日間、BUNKAファッション・オープンカレッジで研修を行いました。
来日した23名は、中国で服装デザイン、プロダクトデザイン、視覚デザイン、アニメ・メディア、美術、建築など様々な芸術分野を教える先生方です。
今回の研修では、相原幸子学院長による「世界に通用する人育て」の講義のほか、「コレクションにおけるメイクのトレンド」「服飾デザイン概論」「ブランディングのプロセス」「藍染めとプリント」などの授業を通して、教える側の視点から学びを深めました。
なかでも校外研修として訪れた代官山のアートフロントギャラリーでは、同ギャラリーの代表で「大地の芸術祭」の総合ディレクター、北川フラムさんからお話しいただくなど、日本における現代アートの最前線を知る特別な機会となりました。
研修を受けた先生方は、実習の作業も手早くこなし、学生に戻ったように楽しみながら学ぶ姿が印象的でした。
【提携校】中国 浙江理工大学で文化学園大学の柳田教授が講演!
2024年5月10日
中国の浙江理工大学で開催中の服装学部の卒業イベントに、文化学園大学の柳田佳子教授が招待を受け、5月10日(金)に講演会を行いました。
講演のタイトルは「社会教育の習得-ファッションショー活動」。現地でファッションを学ぶ学生たちが聴講するなか、柳田先生は、グループで創り上げるファッションショーにおけるチームワークの重要性について語りました。
同大学のロビーには文化学園大学の学生作品8体が展示されました。
浙江理工大学は文化学園大学の交流協定校で、昨年も服装学部や国際学部の学生がBUNKAに来訪し、文化祭の見学や短期研修を行いました。同大学を卒業後に来日し、文化学園大学大学院や文化ファッション大学院大学で学んでいる学生も多く、今後も同校とのますますの交流が期待されています。
【交流会】Language & Culture Exchange Program 始動!
2024年5月10日
文化学園4校(文化学園大学、文化ファッション大学院大学、文化服装学院、文化外国語専門学校)の異なる言語を学びたい学生同士が、互いの言葉や文化を教えあう相互学習の機会「Language & Culture Exchange Program」が5月からスタートしました。国際交流センターで希望学生のマッチングを行い、パートナーとなった学生同士が連絡を取り合って語学や異文化を学びます。
このプログラムには、日本人学生はもちろん、中国、台湾、韓国、ベトナム、パラグアイ、アルゼンチン、イタリアなど20を超える国の留学生合わせて約150名の学生から申込みがありました。
5月8日(水)には、プログラム申込者を対象にした交流会を国際交流センターで開催。55名の学生が入れ替わりセンターを訪れ、初対面の学生と英語や日本語で交互に話をしたり、情報交換をしたりと盛り上がりました。「また、開催してほしい」との声もあり、夏休み前に2回目の開催を計画しています。
【作品講評会】デザイナー、中田優也さんのポートフォリオレビューを開催!
2024年5月10日
4月26日(金)、「POSTELEGANT(ポステレガント)」のデザイナー、中田優也さんをお迎えし、少人数のポートフォリオレビューを開催しました。中田さんは、文化ファッション大学院大学(BFGU)の修了生でもあります。
学生が各自のポートフォリオについて説明した後、中田さんはページをめくりながら、一人ひとりに丁寧にフィードバックをしてくださいました。ビジュアルの効果的な配置の仕方や見せ方など、プロの視点からの指摘を受け、学生たちは納得した表情を浮かべていました。最後に、中田さんがBFGUの学生時代に制作したポートフォリオを見ながら解説もしてくださり、学生たちにとって贅沢な学びの時間となりました。
【来訪】中国ファッションデザイナー協会 副会長ご一行が来校!
2024年4月23日
4月18日(木)、中国ファッションウィークやヘンペルアワードなどの国際コンテストを主催する「中国ファッションデザイナ―協会」の謝副会長と、中国のファッションデザイナーやブランドマネージャー、経営者など23名が文化学園に来訪されました。
一行は本学に到着後、生産管理実習室やリソースセンター、図書館などを視察。その後、文化ファッション大学院大学(BFGU)の櫛下町伸一学長による講義「Creating Clothes to Transform Our Mindset and Behavior in the Challenges of Contemporary Life(現代生活に求められる思想や行動を変えるための衣服作り)」を聴講されました。
謝副会長は文化学園の清木理事長や4校(文化学園大学、文化服装学院、BFGU、文化外国語専門学校)の代表者らと挨拶を交わし、今後の互いの関係性の発展や協業等について意見交換が行われました。
BUNKAには中国からの留学生も多く、今後、中国の業界団体とのますますの交流発展が期待されています。
【短期研修】韓国 水原女子大学校のみなさんが来校!
2024年4月19日
4月17日(水)、18日(木)の2日間、韓国の水原女子大学校の学生15名が文化服装学院のファッション・オープンカレッジで短期研修を行い、「ファッションデザイン画」と「立体裁断」を学びました。
17日には、国際交流センター主催の「McQueenプロジェクト」の学生作品展示やファッションリソースセンターの「ブラウス展」など、学内で開催している展示や施設も見学しました。
水原女子大学校の学生の皆さんは、昨年も1月と5月にBUNKAで同様の短期研修を受講してくれました。引率してきてくれるのは文化服装学院の卒業生です。いつもありがとうございます。
【留学相談会】語学留学相談会を開催!
2024年4月19日
世界50都市に語学学校を展開する「EF エデュケーション」から語学留学の担当者をお招きし、4月17日(水)に海外語学留学の個別相談会を開催しました。
午前11時からスタートした相談会にはたくさんの学生が訪れ、お昼休みには相談待ちの列ができるほどでした。事前予約をしてくれた学生や先生も多く、終了時間の16時までに21組の相談がありました。
今回、希望時間に相談ができなかったみなさん。5月1日(水)にも相談会を開催予定です。ぜひ、ご参加ください!
【コラボ】McQueenデザインチームにBUNKA生が作品発表!1日限定の展示も!
2024年4月18日
BUNKA100周年記念事業の一環として、イギリスを代表するファッションブランド「アレキサンダー・マックイーン (Alexander McQueen)」と、英・仏 2 校のファッションスクールとの約3か月にわたるコラボレーションプロジェクトを行いました。そのしめくくりとして、4月16日(火)に最終プレゼンテーションが行われ、学生たちが英国のMcQueenデザインチームにオンラインで作品を発表しました。
英国の提携校、マンチェスター・メトロポリタン大学(MMU)がコーディネートしたこのプロジェクトは、「想像を超える素材の探究」をテーマにしたものでした。BUNKAからは3校の応募者48名から選ばれた16名(文化服装学院11名、文化学園大学3名、文化ファッション大学院大学2名)が参加。1月末にプロジェクトを開始し、McQueenデザインチームに実物作品1体をプレゼンすることを目標に、3校の学生がオンラインでのグループワークを進めてきました。リサーチからコンセプトパックの作成、デザイン発展とテキスタイルサンプルの制作へと作業を進めるなかで、ロンドンのマックイーンチームによるオンライン特別講義や、英国での指導経験豊富なオレグ・ミトロファノフ(Oleg Mitrofanov)先生の8回にわたるワークショップなどもあり、フィードバックと修正が繰り返し行われました。学生たちは通常の授業や課題の合間を縫って懸命に作品制作に励み、最終プレゼンテーションでは、マックイーンチームに堂々と作品を発表することができました。
発表された作品は、翌17日(水)、1日限定で学園20階の「スペース21」にて展示され、400名を超える学生と教職員が見学に来てくれました。
今年9月には、英国のMMUで3校合同の作品展も予定されています。
【短期研修】中国 北海芸術設計学院 教員の皆さんが来校
2024年4月15日
4月15日(金)、中国南部の北海市から、北海芸術設計学院の副学長と教員22名が来校し、BUNKAファッションオープンカレッジで4日間の研修がスタートしました。
初日の午前中は、文化服装学院の相原学院長による講義「文化服装学院の歴史と輩出したファッションデザイナー達」と学内施設の見学が行われました。また、午後には資生堂SABFAの高木先生による「ファッションヘアメイク」の授業が行われました。来校した先生方の所属は美術やグラフィック、服装、プロダクト、建築など様々でしたが、皆、専門が芸術系のため、「メイクの話に共感しました」「面白かったです」などの感想をくださいました。
一行は18日(木)までの4日間、「スタイリスト&モデル体験」「プリントテクニック・藍染め」「パーソナルカラー」など、BUNKAならではの人気の授業を体験する予定です。
【説明会】海外コンテスト、ポートフォリオ説明会開催
2024年4月15日
4月12日(金)、文化服装学院ファッション高度専門士科3年生の希望学生8名にむけて、海外コンテストとポートフォリオの説明会を開催しました。
参加した学生たちからの質問は尽きず、留学経験者でもあるスタッフにさまざまな問いを投げかけていました。
国際交流センターでは、BUNKAの在校生・卒業生を対象に、留学相談、海外コンテスト相談、ポートフォリオ相談を受け付けています。希望者は、国際交流センターのウェブサイトからお気軽にご予約ください。場所はF館1階(生地屋さん)前です。
【セミナー&レビュー】パリの「メゾン・マルジェラ」の日本人デザイナー、鈴木一郎さんが来校!
2024年4月1日
3月28日(木)、ファッションデザイナーの鈴木一郎さんをお迎えし、4校の学生を対象にしたセミナー「ファッションの未来を切り拓く、創造とビジョン」を開催しました。
フランス・パリの「MAISON MARGERILA(メゾン・マルジェラ)」メンズデザインチームに在籍する鈴木一郎さんは、ロンドンにあるサヴィル・ロウの老舗テーラー「HENRY POOLE(ヘンリー・プール)」でファッションのキャリアをスタート。イタリアのコンテスト「ITS」でのグランプリなど、数々の国際コンテストで入賞してきました。現在はマルジェラでの仕事に軸足を置きながらも、「ICHIRO SUZUKI」としてコレクションを発表し、精力的に活動されています。
セミナーでは、海外でデザイナーとして働くということについて、自身の経験をもとにお話しいただきました。ヨーロッパのメゾンの裏側など現役デザイナーならではの貴重なお話もあり、学生たちは熱心に耳を傾けていました。
学生からは、「日本にいるよりも行動した方がいいと気づいた」「海外で働くことについて興味が湧きましたし、勇気をもらえました」「語学力と行動力の重要性を思い知りました」などポジティブな感想がありました。
【見学】ロシア モスクワ芸術大学一行が来校
2024年3月25日
3月25日(月)、あいにくの雨の中、モスクワ芸術大学(Moscow Art Industrial Institute)の学生と教員10名が来校しました。
文化学園博物館など学内施設の見学を通して、来校した皆さんが本学の立地条件や充実した教育設備に関心を寄せてくれました。
【産地ツアー】尾州産地テキスタイルツアーを実施
2024年3月25日
3月19日(火)、日本最大の毛織物産地として知られる尾州産地(愛知県西部~岐阜県の一部地域)へのテキスタイルツアーを開催しました。
文化服装学院と文化学園大学の有志の学生と教員22名が参加し、尾州産地 の工場見学や、「尾州の匠」と呼ばれる生地開発者よる素材講習の受講、テキスタイルマテリアルセンターでの素材リサーチなどを行いました。
【来訪】イタリア YKKアワード受賞学生が来校!
2024年3月21日
昨年9月のミラノ・ファッション・ウィークで、イタリアのファッションスクールの卒業生がランウェイでコレクションを発表する「ミラノ・モーダ・グラデュエート2023」が開催されました。この時、YKKアワードを受賞したマランゴーニ学院のアレッシア・アンシロッティ(Alessia Ancillotti)さんがアワードの副賞として来日。3月9日(金)に日本研修の一環としてBUNKAに来校し、学内見学と文化服装学院・文化ファッション大学院大学の学生との交流が行われました。
当日、学内の訪問先(文化服装学院高度専門士科4年生とファッション工芸科、文化ファッション大学院大学のファッションテクノロジーコース)では、学生がそれぞれにプレゼンの準備をして待機し、笑顔で作品説明などの対応をしてくれました。
アレッシアさんからは、「こんな素晴らしい学校があるなんて驚きました。設備や資料の充実度、熱意溢れる職人のような学生さんの姿勢と技術、教職員の温かさ、すべてに感動しました。BUNKAで勉強してみたいと本気で考え始めました」などの感想が届きました。またBUNKAでお会いできますように!
【作品講評会】ポートフォリオレビュー開催!
2024年3月8日
国際交流センターでは、海外コンテストや留学の準備に関する相談のほか、制作した作品をよりよくまとめるためのポートフォリオ個別相談を随時行っています。その特別編として、「ポートフォリオレビュー(作品講評会)」を2月8日(木)と29日(木)の2回開催。講師には英国のセントラル・セント・マーチンズとロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで10年以上の指導歴があるKiminoさんをお迎えし、学生一人ひとりに丁寧なフィードバックをいただきました。
学生たちは互いのプレゼンテーションにしっかりと耳を傾け、率直に意見や感想を伝え合うなど、各々のポートフォリオにじっくりと向き合いました。会は白熱し、予定していた時間を超えて熱心にご指導いただきました。
参加者のポートフォリオへのフィードバックや活発な意見交換を通して知見を共有することで、参加した学生たちがよりクリエイティブな創作活動に向かう機会となりました。
今後もさまざまなゲストを迎えて不定期に開催する予定です。
興味のある方は一度、ポートフォリオ相談にお越しください。
【半日研修】香港HKDIの学生がニットCADの体験のため来校!
2024年2月27日
2月27日(火)、香港の提携校、香港デザインインスティテュート(HKDI)から学生6名が来校し、文化学園大学でニットCADを体験しました。コンピューターにサイズを入力し、自分がデザインしたニットをアバターに着せる作業に取り組み、約2時間半でデザインを完成させました。
午後は学内を見学した後、文化服装学院高度専門士科の卒業制作ショーを鑑賞しました。またぜひお越しください!
【コラボ】文化学園大学でタイの提携校ランシット大学とのコラボレーション授業
2024年2月19日
2月14日(水)、文化学園大学のコラボレーション科目「タイの学生とファッションを学ぼう2023」が開講されました。タイの提携校、ランシット大学からは13名の学生と教授陣が来校。文化学園大学からはファッションデザインやファッション社会学、観光などを学ぶ19名の学生が参加し、16日(金)までの3日間、ワークショップが行われました。
ランシット大学とのコラボレーション授業は2015年から始まり、今年で7回目となります。
1日目は、ランシット大学と文化学園大学の学生が4、5名ずつのグループとなり、自己紹介を行いました。その後、文化学園の和装文化研究所の先生方からきものに関する講義を受け、ゆかた地を使った1/2サイズのゆかたを縫いました。さらに先生方に教わりながら、自分たちでゆかたの着付けも体験しました。
2日目は、ランシット大学の先生からタイの伝統衣装についてのお話を聞き、タイのテキスタイルを用いた伝統衣装を纏う小さな人形を作りました。午後には実際に伝統衣装の着付け体験も行われました。
そして3日目。これまで学んだことの集大成、デザイン発想の授業です。タイの伝統衣装や日本のきものからインスピレーションを得て、1/2サイズのボディに新聞紙を用いて自分たちのデザインを表現しました。英語やスマホの翻訳機能を駆使してコミュニケーションをとりながら、タイと日本の文化を融合した力作が完成しました。最後にグループごとにプレゼンテーションを行うころには互いにすっかり打ち解け合い、連絡先を交換するなど、皆、笑顔で授業を終えました。
【短期研修】タイの提携校タマサート大学など4校の学生が来校!
2024年1月29日
1月29日(月)、タイのタマサート大学(提携校)、スアンスナンタ・ラチャパット大学(提携校)、文化ファッションスクール(海外連鎖校)、ラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校の4校から学生16名が来校しました。
学生たちは本日から3日間、文化服装学院で立体裁断や絞り染めの研修を行います。また30日(火)には、BFGUのファッションデザインコース・ファッションテクノロジーコース2年次の修了ショーを鑑賞する予定です。
今回、来校した学生のうち、タマサート大学とスアンスナンタ・ラチャパット大学の学生が制作した衣装作品9点が、F館1階の図書館入口横の学生ラウンジで展示されています。これは文化服装学院アパレルデザイン科の森本 慧先生が、昨夏、タイでワークショップを行った際のテーマに基づいて制作されたもの。昨年に続き、2回目の展示となります。展示は31日(水)まで。ぜひご覧ください!
【コラボ】マックイーンとマンチェスターメトロポリタン大学とのコラボプロジェクト始動!
2024年1月29日
1月25日(木)、英国の提携校 マンチェスター・メトロポリタン大学(MMU)から学生21名が来校し、BUNKA、アレキサンダー・マックイーンとの国際コラボレーションプロジェクトがスタートしました。
MMUの学生たちは文化服装学院でスモッキングのワークショップを受講後、学内を見学し、BUNKAの学生たちとプロジェクトの説明会に参加しました。
MMUとBUNKAの学生からなるグループに、今後、フランスのLISAAの学生も参加し、3校の学生たちがオンラインでグループワークを進めていきます。
【短期研修】中国 武漢紡織大学など3校
BUNKA ファッションオープンカレッジを受講
2024年1月24日
中国の提携校である武漢紡織大学と、湖北美術学院、西安美術学院の3校から学生22名が来校し、1月22日(月)から3日間、文化服装学院ファッション・オープンカレッジで冬季短期研修を行いました。
研修は、初日の相原学院長による講義「文化服装学院の歴史」に始まり、ファッションマーケティングやパーソナルカラーの授業のほか、ラティススモッキングやビニールクロスのミニバッグ、藍染めの実習など幅広い内容を学びました。
学生たちの専攻は、産業デザイン、水彩画、メディアデザインなどさまざまで、初めて体験する実習からたくさんのインスピレーションを得ることができたと好評でした。日本語が話せる学生も数名おり、実習中に「すごい!」「楽しい」など短い感想を聞かせてくれました。
参加学生の半数以上が文化ファッション大学院大学(BFGU)への進学に興味を持っているとのこと。将来、BUNKA生としてキャンパスに戻ってきてくれることを期待しています。
【見学】韓国 淑明女子大学校の皆さんが来校!
2024年1月16日
1月16日(火)、韓国 ソウルの淑明女子大学校から学生34名と教授が来校し、学内を見学しました。
来校したのは1年生から4年生までのファッションデザインを学ぶ学生たち。生産管理実習室、図書館、リソースセンターなどでは頷きながら施設の説明を聞いていました。最後に文化学園服飾博物館を訪れ、開催中の展覧会「魔除けー見えない敵を服でブロック!」を鑑賞しました。
学生たちの中には、将来、文化ファッション大学院大学(BFGU)への入学を考えている学生さんもいるそうです。またBUNKAでお会いできるのを楽しみにしております!
【見学】韓国「東京ファッション&文化体験スタディ研修」の学生グループが来校!
2024年1月15日
1月12日(金)、韓国から「東京ファッション&文化体験スタディ研修」として、忠北大学校、清州大学校、昌原大学校、水原女子大学、ソウルファッション職業専門学校の学生23名と教授が来校し、学内見学を行いました。
一行は生産管理実習室、ファッションリソースセンター、図書館などを見学後、文化学園服飾博物館で展覧会「魔除けー見えない敵を服でブロック!」を鑑賞しました。
学生たちを引率してきてくれたのは、かつて韓国からの留学生として文化服装学院で学んだ卒業生です。いつも韓国の学生さんたちにBUNKAを丁寧に案内してくださりありがとうございます!
【ワークショップ】オレグ先生の冬のワークショップを開催
2024年1月15日
英国のトップファッション校での指導経験が豊富なオレグ・ミトロファノフ氏を講師に迎え、12月23日(土)、25日(月)、27日(水)、28日(木)の4日間、ワークショップ「ポートフォリオ:インターナショナルスタイル・ポートフォリオの作成」を開催しました。
これは夏に実施した「デザインリサーチ」と「発想方法」の2回のワークショップに続くシリーズの最終回で、15名の学生たちが自分のプロジェクトを他者により良く伝えるためのポートフォリオ作りのプロセスを学びました。
参加者はお互いに刺激を受けながら新たなアイデアや技術を身につけ、オリジナリティのあるポートフォリオを作成するスキルを習得しました。
【来訪】中国 北海芸術設計学院から理事長ご一行が来校
2023年12月12日
12月12日(火)、中国南部の広西壮族自治区に位置する私立大学、北海芸術設計学院から、郑理事長、副学長、デザイン芸術学部長、美術学部長、アニメ&メディア学部長はじめ幹部教員16名が来校されました。
一行は本学園の理事や担当者を表敬訪問され、ファッションリソースセンター、図書館、服飾博物館、学生食堂などの学内施設も見学されました。
今回の来訪は、文化学園大学大学院の卒業生がつないだ縁から実現したもので、元文化学園大学教授・図書館館長の北畠 輝先生も同席されました。
【研修】香港HKDIの学生が文化学園大学で短期研修!
2023年12月11日
本学の提携校、香港デザインインスティテュート(HKDI)から学生20名と引率教員2名が来校し、12月6日(水)~9日(金)の3日間、文化学園大学で短期研修を行いました。
研修では、「インクジェットプリント」「ファッションデザイン画」「ゆかたの着付け」などの実習のほか、「着物のはなし」や「ビジネスで最も大事なこと」などの講義を受けました。また、学部の「ニットAD」と大学院の「服装機能特論実験」の授業見学と体験を受けたり、文化学園大学の学生と英語で交流したり、多くの学びを得て3日間を終えました。
HKDIの皆さん、来年もお待ちしています!
【研修】台湾 稲江高級護理家事職業学校の高校生が文化学園大学で短期研修!
2023年12月8日
12月5日(火)~8日(金)、台湾から稲江高級護理家事職業学校(家政高校)の生徒15名と引率教員が来校し、文化学園大学で短期研修を行いました。
4日間の研修は、「あづま袋の製作」「バングルの制作」「伝統技法の絞り染でハンカチを染める」「ファッションデザイン画」の実習のほか、「きものの話とゆかたの着付け」「和食と日本観光」の講義と実習など、盛りだくさんの授業内容でした。初日は緊張した面持ちだった生徒さんたちも、日が経つにつれて高校生らしい笑顔を見せ、熱心に制作に励んでいました。
また最終日には、文化学園大学国際ファッション文化学科の卒業イベント「Dracula」も鑑賞しました。
生徒のみなさん、またぜひBUNKAにお越しください!
【来訪】中国 浙江春芽学成教育科技有限会社の代表者が来校
2023年12月7日
12月6日(水)、中国で日本語教育事業を展開する浙江春芽学成教育科技有限公司から4名の代表者が来校しました。同社が日本語教育を担う浙江省を始めとする公立高校には、日本への留学を希望する生徒が多く、なかにはファッション分野やデザイン分野の留学を希望する生徒もいるそうです。
一行は学内の施設を見学した後、今後のBUNKAとの協力関係について、担当者との意見交換を行いました。
【トークショー】「デザイナーとジャーナリスト、2人の文化卒業生 in パリ」を開催
2023年12月1日
SS24コレクションをパリで発表したデザイナーの大門真優子さんと、ファッションリポーターとして世界中のコレクションを取材する大杉真心さんは文化女子大学(現・文化学園大学)時代の同級生です。2人は今年9月にパリで行われた大門さんのコレクションで約10年ぶりに再会しました。
11月29日(水)、BUNKAにこのお二人を招いてトークショーを開催しました。パリでの経験を異なる視点から語っていただくと同時に、学生時代のFIT(ニューヨークファッション工科大学)への留学など、在学中から積極的に海外で経験を積んできたこれまでの道のりについてもお話ししていただきました。
2人の後輩にあたる学生たちからは、事前に、「学生時代から行っていたことは?」「大学の勉強で役立ったことは?」など、答えきれないほどたくさんの質問が届きましたが、お二人は学生時代を振り返ってさまざまなエピソードを織り交ぜながらアドバイスしてくれました。
参加した学生は、「学生の頃から積極的に活動されていて、縁って大事だなと感じました。国内だけではく海外で学ぶ良さや大事さを感じることができました」「英語力を高めること、学外での活動や展示会に行ってみることなど、もっと積極的に取り組むべきだと実感しました」と活躍する卒業生の姿に刺激を受けたようでした。学生のみなさんには国内外でさまざまな経験を積み重ねて、自分だけの道を切り開いていってほしいと思います。
撮影: 鈴木さゆり
【国際会議】「第2回 ファッションと持続可能性についての国際カンファレンス」でBFGUの櫛下町学長が基調講演
2023年11月29日
11月26日(日)~28日(火)、中国の提携校、武漢紡織大学で「第2回 ファッションと持続可能性についての国際カンファレンス(ICFS 2023)」が開催され、中国、英国、ギリシャ、オランダなど11ヵ国からの専門家や学者、企業の代表など200名以上の参加者が ”Integration · Sharing(統合・共有)”をテーマにファッションの持続可能な開発について多角的な議論を交わしました。
27日(月)の基調講演には、文化ファッション大学院大学(BFGU)の櫛下町伸一学長が登壇。「Creating Clothes to Transform Our Mindset and Behavior in the Challenges of Contemporary Life(現代生活に求められる思想や行動を変えるための衣服作り)」と題して、BFGU修了生でデザイナーの高橋悠介氏が手掛けるブランド「CFCL」が展開する再生ポリエステル糸を使用したドレスの事例や、BFGUファッションデザインコースの学生が廃棄されたプラスチック製ストロー2000本を回収し衣服に圧着して様々な模様を表現した衣服の事例などを、実物資料や写真を用いて紹介しました。
説得力ある講演内容は聴衆を惹きつけ、櫛下町学長の、「ファッションには身につける人の気持ちや考え方、そして行動を変える『力』もあると信じています。『サステナビリティ』を自ら体現し、その思想を具体的な形で表した彼らは、次世代のファッショニスタとして新たな服作りを提案することでしょう」という締めの言葉に、満員の会場は大きな拍手に包まれました。
当日、会場で披露されたCFCLのワンピースサンプルは500mlペットボトル18本分の再生繊維を使用。わずか540gの軽さで二酸化炭素排出の大幅な削減に成功しているのだそう。講演後にはサンプル展示の周りに多くの参加者が集まり、興味深そうに眺めていました。
この大会の開催内容は新聞「中國日報」の英語版にも報道され、櫛下町教授の講演の様子は現地の新聞「湖北日報」にも大きく紹介されました!
https://news.hubeidaily.net/hbrbsharenew/news_detail/5/2004616/0/0
【コラボ】NTUで学院学生のコラボ作品を展示、シンポジウムには教員がオンライン参加!
2023年11月27日
英国、中国、インドなど世界のファッション学校が参加する「レベル・タータン・プロジェクト(Rebel Tartan Project)」は、気候変動の問題を浮き彫りにしながら、英国伝統のタータンチェックを通じて持続可能なデザインのアイデアを探究する取り組みで、日本からは2021年より毎年、文化服装学院が参加しています。
今年は文化服装学院ニットデザイン科の学生6名がこのプロジェクトに参加し、4月から英国の提携校、ノッティンガム・トレント大学(NTU)の学生とオンラインで意見交換を重ねながら作品制作に励んできました。7月には集大成として学生によるオンライン発表会が行われ、参加した4校の学生の作品が11月3日(金)~27日(月)にNTUで展示されました。
11月22日(水)にはオンラインシンポジウムが開催され、ニットデザイン科の学生を指導した文化服装学院の前田亜希子先生がこれまでのプロジェクトにおける課題やその後の学生たちの活躍ぶりなどの報告を行いました。また、文化学園大学のクラウディア・ルチア・アラナ先生が「Cyanotypes: An approach to zero waste」をテーマに講演しました。
来年度のこのプロジェクトには、文化学園大学大学院グローバルファッション専修の学生たちが参加する予定です。国を超えてデザインアイデアを共有するなかで、世界の社会問題に目を向けるという有意義なこの取り組みに、これからも多くの学生が積極的に参加してくれることを願っています。
【来訪】オーストラリアからクイーンズランド工科大学の学生のみなさんが来校!
2023年11月24日
11月24日(金)、オーストラリアのクイーンズランド工科大学(QUT)からファッションとインダストリアルデザインを学ぶ28名の学生と3名の引率教員が学内見学のために来校しました。この学校の学生グループの来訪はコロナ前を含めて3回目となります。
一行は、生産管理実習室や図書館、ファッションリソースセンターなどの学内施設を真剣な表情で見学していました。見学後は、購買部で買い物をしたり、学生食堂で食事をする姿もありました。
またぜひBUNKAにお越しください!
【オンラインセミナー】パリ事務所水戸所長が3つの国際コンテストについて解説
2023年11月20日
11月17日(金)、文化学園パリ事務所の所長でジャーナリストの水戸真理子さんとオンラインでつなぎ、セミナー「国際コンテスト ITS・イエール・LVMHプライズ徹底解説!」を開催しました。
水戸所長は長年コレクションやコンテストの取材に携わり、昨年はイタリアで開催されているファッションコンテスト「ITS 」でメディア・アワード部門の審査員も務めるなど、多方面で活躍されています。今回は世界的に有名なデザイナーを多数輩出してきた3つの主要なコンテストの特徴や傾向を、現地での取材写真や10月の「イエール国際フェスティバル」の最終審査会でのショーの映像なども交えて解説していただきました。
お話の最後に水戸所長は、「国際コンテストはたくさんの可能性の扉を開いてくれるもの」とし、「受賞することだけが重要なのではなく、受賞しなくても企業から声がかかった人もいる。挑戦することやファイナリストになったことで得られた経験こそが貴重。企業とのコラボなどで知見や視野を広げることにもなる」「チャレンジすることで、失うものより得ることの方が大きい」と失敗を恐れずちょうせんしてみることの重要性を語りました。
学生からは事前に多数の質問が寄せられましたが、「日本人としての魅せ方は?」との問いに、水戸所長と共に取材を担う濱 千恵子さんは、「何に魅かれるのかを自分に問うことが先決。過去から現代までたくさんのデザイナーのコレクションを見て自分が魅かれた作品を集め、なぜその作品に魅かれるのかを考えてみては。その答えを自分の新しい服にして、コンクールで多くの人から評価を受けてもらいたい」などのアドバイスをくださいました。
国際交流センターでは、海外コンテストやポートフォリオについての相談も受け付けています。英語のサポートも万全です。学生のみなさんの
【研修】韓国のソウル総合芸術実用学校の学生のみなさんがスモッキングの授業を受講!
2023年11月10日
文化服装学院の韓国の連鎖校、ソウル総合芸術実用学校から学生12名が来校し、文化服装学院のオープンカレッジで久保田桂子先生の授業「ラティススモッキング」を受講しました。韓国では近年、手仕事の授業が減ってきているといいますが、どの学生も一針一針、丁寧に縫い進めていました。
午後には生産管理実習室、ファッションリソースセンター、図書館、服飾博物館などの学内施設も見学しました。
毎年、この学校の学生たちを引率してきてくれるのは、文化服装学院の卒業生です。いつも韓国の学生のみなさんにBUNKAをご案内くださり、ありがとうございます!
【来訪】中国の浙江理工大学から学生のみなさんが来校!
2023年11月4日
文化祭最終日の11月4日(土)、中国の浙江理工大学から学生19名と引率教員が文化祭見学のため来校されました。一行は教科展示や文化学園博物館、ファッションリソースセンターなどを見学後、文化服装学院のファッションショーも観覧しました。学生たちは文化祭学生団体の屋台にも興味津々!たこ焼きなどを買って熱々をほおばっていました。
【来訪】韓国から安山デザイン文化高校、SUNY FIT のみなさんが来校!
2023年11月4日
文化祭初日の11月2日(木)、韓国の安山デザイン文化高校から生徒30名と教員4名が文化祭見学のために来校しました。
11月3日(金・祝)には、ニューヨーク州立ファッション工科大学の韓国キャンパスの学生29名と教員3名が来校しました。
いずれのグループも文化服装学院のファッションショーを鑑賞し、文化学園大学や文化服装学院のコースごとの展示も見学されました。今年もたくさんの学生・生徒のみなさんに文化祭を見学していただきました。来年もぜひ、お越しください!
【来訪】中国の提携校、武漢紡織大学から副学長ご一行と学生のみなさんが来校!
2023年11月4日
11月2日(木)~4日(土)の3日間、本学園にて文化祭が開催され、海外の提携校や関連団体からたくさんのお客様をお迎えしました。
11月1日(水)から2日(木)にかけては、中国の提携校、武漢紡織大学服装学院の学生47名と引率教員2名が来校しました。1日目は文化服装学院のファッションショーのリハーサルや文化学園服飾博物館などを見学。2日目は大学の教科展示や図書館などを見学後、午後から日中合作プログラムの学生21名が文化学園大学3年次への編入学試験に臨みました。
11月3日(金・祝)には武漢紡織大学の副学長はじめ服装学院長ら5名が来校されました。一行は文化学園大学や文化ファッション大学院大学(BFGU)を表敬訪問されたほか、学園施設を見学後、ファッションショーも観覧されました。また、文化学園大学やBFGUで勉学に励む武漢紡織大学の学生との懇談も行われました。
武漢紡織大学とは2012年から提携関係にあり、これまで日中合作プログラム等で多くの学生が文化学園大学に留学しています。今回、試験に臨んだ学生のみなさんの合格をお祈りしています!
【コンテスト】BUNKA生2名が「HEMPEL AWARD 2023」で金賞と優秀賞を受賞!
2023年10月27日
10月21日(土)、「HEMPEL AWARD 2023(第31回 中国国際ヤングデザイナーコンテスト)」の最終審査会が中国の杭州で開催され、 文化ファッション大学院大学 ファッションデザインコース2年のジョ ホウショウさんが金賞(グランプリ)とメディア賞を同時受賞、そして文化服装学院 アパレルデザイン科3年の渡邊祐万さんが優秀賞を受賞しました!
ヘンペルアワード(中国国際ヤングデザイナーコンテスト)は、中国ファッションデザイナー協会とヘンペルインターナショナルグループの共催で開催される国際コンテストで、31回目となる今年は「原生・再生 To be Reborn」をテーマに作品を募集。ファイナリストには中国を始めイギリス、スペイン、インドネシアなどから28名が選出されました。また、今年は審査員として、文化出版局の雑誌『装苑』の副編集長、玉利亜紀子さんが参加しました。
最終審査会と表彰式の会場は、南宋王朝の重要な遺跡を整備して建てられた南宋徳寿宮遺跡博物館で、再現された歴史的建造物を背景に、ファイナリストたちの作品がランウェイを彩りました。
受賞した2人は、前日に行われたプレゼンテーション審査でクリエイティビティ、色彩感覚と時代性、縫製と技術、アクセサリーとの調和が取れたコーディネートなどが評価されての受賞となりました。
今後もお2人の活躍が楽しみです!
【来訪】韓国 藝林デザイン高等学校から学生グループが来校
2023年10月27日
10月26日(木)、韓国の藝林デザイン高等学校から生徒25名と教員3名が来校しました。一行は文化学園服飾博物館、生産管理実習室、図書館などの学内施設を見学した後、11月2日(木)~4日(土)に開催される文化祭のファッションショーのリハーサルを見学しました。
来訪した生徒の中にはBUNKAに留学したいと考えている生徒もおり、流ちょうな日本語で話しかけてくれました。近いうちにBUNKAのキャンパスでお会いできますように!
【来訪】香港デザインインスティテュートご一行が来校
2023年10月26日
本日午後、本学園の提携校、香港デザインインスティテュートから、王麗蓮校長ほか2名のお客様が来校されました。
一行は文化学園服飾博物館で「日本の洋装化と文化学園のあゆみ展」を鑑賞した後、図書館やファッションリソースセンターなどの学内施設を見学。その後、文化学園大学造形学部の教授と今後の交流に関する打ち合わせを行いました。
【来訪】米国 コンコーディア・カレッジの学生と文化服装学院の学生が交流
2023年10月25日
10月24日(火)、アメリカ・ミネソタ州にあるコンコーディア・カレッジから、ビジネスとマーケティングを学ぶ学生たちが日本研修旅行の一環として来校し、文化服装学院のファッション流通高度専門士科の学生たちと交流を行いました。
文化服装学院の学生は東京のファッションスポットを英語で紹介。一方、コンコーディア・カレッジの学生たちはアメリカのファッションについてのプレゼンテーションを行いました。
コンコーディア・カレッジの学生の中には、いつかBUNKAで学びたいと日本語を勉強している学生もいたそうです。次は留学生としてお会いできる日をお待ちしています!
【コンテスト】「2023 International Youth Design Competition」で卒業生が優秀賞受賞!
2023年9月22日
9月17日(日)、中国・北京で開催された「2023 International Youth Design Competition (IYDC) 」で、文化服装学院 を2023年に卒業した伊藤楽葵(がくき)さんが優秀賞を受賞しました!
IYDCは本学の提携校、北京服装学院と北京市昌平区人民政府が共催しているコンテストで、今年は「万里の長城文化祭」の重要なイベントのひとつとして開催。世界遺産、万里の長城にある居庸関(きょようかん)を舞台に、業界専門家、有名デザイナー、ファッション学校の代表者らが立ち合い、ファッションショー形式で審査が行われました。
ファイナリストには 文化ファッション大学院大学 (BFGU) 2020年度修了生の賈 怡雯(カ イブン)さんも選出。その他のファイナリストには、中国だけでなく、イギリス、南アフリカ、インド、スペインなど国際色豊かな顔ぶれがそろいました。また、コンテストの審査対象にはなりませんが、同イベントで 文化学園大学 の学生が制作した衣裳4体を発表しました。
例年、北京服装学院を会場に行われるこのコンテスト。今年は特別なロケーションでの開催でしたが、山あいのため天候が不順で、当日は大雨に見舞われショーを中断するハプニングもありました。それでも、ライトアップされた居庸関を背景にモデルが歩く姿は幻想的で、学生たちにとってかけがえのない経験となりました。
学生のみなさん、世界中のファッション学生と交流し刺激になるIYDCコンテスト、来年もぜひチャレンジしてください!
【イベント】映画『ファッション・リイマジン』試写会&トークショー開催!
2023年9月15日
9月14日(木)、文化生限定の映画試写会を開催しました。映画『ファッション・リイマジン』は英国のブランド「Mother of Pearl(マザー・オブ・パール)」のデザイナー、エイミー・パウニーが、ファッション界に新しい価値観を提示するサステナブルコレクションを立ち上げるまでの旅を描いたドキュメンタリーです。
上映前のトークショーには、文化女子大学(現・文化学園大学)卒業生でデザイナー・アーティストの篠原ともえさんと、WWDJAPAN編集統括サステナビリティ・ディレクターの向 千鶴さんが登壇。地球と共存するファッションやファッション業界のサステナビリティについてトークが繰り広げられました。
会場には101名の学生と教員が集まり、お二人のお話をメモを取りながら聞く姿もありました。学生からは、「文化に入って半年、基礎を学んできましたが、教えられたことをするだけで、布や糸の産地やどうやって作られているかなんて考えたことがなかったです。すごく狭い世界で生きてきた気がして考えさせられました」「お二人から、『自分のルーツを探す』『好奇心を持って挑戦する』という言葉を聞いて、背中を押されたように感じました。将来サステナブルな服とつなげていけたら良いと思いました」など、意欲的な感想がありました。
試写会に先立ち、文化学園大学では、近畿大学と共同研究している再生可能エネルギー「Ethical Zamp(エシカルザンプ®)」のワークショップも行われ、卒業生である篠原ともえさんが学生とともに、残布を固めて再固形化する工程を体験しました。
今回のイベントを通して、多くの学生から、「サステナビリティや循環型社会について深く意識することができた」という声が寄せられました。
映画『ファッション・リイマジン』は9月22日(金)よりロードショー!
ファッションに関わる方もそうでない方も、皆さまぜひご覧ください!
【見学】韓国 京仁女子大学の学生のみなさんが来校!
2023年9月11日
本日、韓国の京仁女子大学よりファッションデザイン学科の学生10名と教授、引率の先生2名が来校し、文化服装学院の生産管理実習室、図書館、リソースセンター、購買部など学内施設を見学しました。
韓国の学生たちを引率してきてくださる先生は文化服装学院の卒業生です。今回もムシムシとした暑さの中、BUNKAをご紹介くださりありがとうございました!
【来訪】中国 服装企業日本訪問交流団が来校!特別講義を開催
2023年9月8日
9月8日(金)、台風の影響で早朝から強い雨が降りつけるなか、中国のメンズアパレル企業の経営者30名が来校しました。一行は日本の100年企業について学ぶために来日。今年創立100周年を迎えた本学園では、文化服装学院生涯学習課の協力で、特別講義「日本におけるメンズデザインの現況とその人材教育 」を受講しました。
講師を務めたのは、文化ファッション大学院大学(BFGU)の櫛下町伸一学長。講義では、「日本の文化とファッションデザイン」「日本人デザイナーのメンズ作品」「日本のファッション教育」などについてたくさんの画像を見ながらの解説とともに、ボディに着せたBFGUの学生作品も紹介されました。
BUNKAの3つのファッションスクールでは、中国からの留学生も大勢学んでいます。今後もこうした交流を通して、中国の企業とのつながりが深まることが期待されています。
【短期研修】台湾 輔仁大学の研修がスタート!
2023年9月5日
9月4日(月)、台湾の輔仁大学から学生15名と引率教員が来校し、文化服装学院オープンカレッジでの4日間の研修がスタートしました。前日、台湾に台風が上陸し、飛行機の欠航や遅延が心配されましたが、搭乗機は無事に離陸。予定通りに来日することができました。
今回来日した学生たちは、織物服飾マーケティングや服飾デザインなどを学ぶ4年生で、80名の参加希望者から選ばれた15名の精鋭たち。研修初日は「アパレル3D CAD "CLO" 入門」と「ファッションヘアメイク」の授業を受講しましたが、皆、真剣な表情で手早く作業をこなし、先生からも「優秀!」とお褒めの言葉をいただきました!
2日目以降は、「ファッションマーケティング」「ファッション史」「ファッションコーディネート」「商品陳列と店舗管理」などの授業と企業見学が予定されています。9月に入っても暑い日が続きますが、学生の皆さんには体調に気をつけて研修に励んでほしいです。
【ワークショップ】英国流デザインプロセスを学ぶシリーズ②
2023年9月1日
英国のセントラル・セント・マーチンズやロンドン・カレッジ・オブ・ファッションなどトップファッションスクールでの指導経験が豊富なOleg Mitrofanov(オレグ・ミトロファノフ)氏を講師に迎え、7月と8月に4日間ずつ2回のワークショップを日本語通訳つきで開催しました。
1回目の7月26日(木)~29日(土)は「ファッションデザインのための徹底的なビジュアルリサーチ」がテーマでした。参加した20名の学生と教員は、デザインのためのリサーチ法、マインドマップの作り方、実際に図書館やインターネットでビジュアルリサーチをして発表をするなど、手を動かしながら実践的に学んでいきました。
今週、8月28日(月)~31日(木)に行われた2回目のワークショップは「実験的でクリエイティブな発想方法」がテーマ。32名の学生と教員が参加しました。各自が持ち寄った布や道具を組み合わせて造形物を作ったり、ひたすら手を動かしてスケッチをしたり。シルエットの探求やデザインバリエーションの展開に真剣な表情で取り組みました。学生たちはオレグ先生から次々と出される指示に従って黙々と作業をし、一人ひとりフィードバックをもらって修正をしながら、自分だけのデザイン方法を習得していきました。
参加した学生からは、「コンセプトとテーマ、ゴールの考え方を得たことは、これからの服作りにとても役立てることができると感じています」「全ての過程が本当に新しくて、私の固定概念を変えてくれました。(中略)これからなんだって出来るし、新しい物が生み出していけるような気がしました」などの感想がありました。
日本では指導されることの少ないリサーチやデザイン発想に重きを置いた今回のワークショップシリーズ。学生のみなさんがさらにグローバルな視点で、今後の作品制作に役立ててくれることを願っています。冬にはさらにオレグ先生による「ポートフォリオ」についてのワークショップを開講する予定です。こちらもどうぞお楽しみに!
【ワークショップ】レーザーカッター入門
2023年8月10日
海外コンテストを目指す文化学園の在校生を対象に、「デジタルものづくり」ができる『FabCafe Tokyo』で、レーザーカッターの使い方や加工を学ぶワークショップを開催しました。
レーザーカッターは、レーザー光によって様々な素材を裁断、彫刻することができる工作機械です。
8月7日(月)の午前と午後の2回開催されたワークショップには、合わせて14名の学生が参加。『FabCafe Tokyo』のFabディレクター坂井貴菜さんから、レーザーカッターについてのレクチャーを受けた後、アクリル板や木材を加工してキーチャームを制作しながら、機械の使い方について学びました。
参加した学生たちは渋谷のカフェでレーザーカッターのような機械を扱うことができることに驚くとともに、今後も自らの作品制作に生かしたいという声が多数ありました。
【産地ツアー】遠州産地テキスタイルツアーを開催
2023年7月31日(月)
3月に実施した尾州産地へのツアーに続き、7月31日(月)に遠州産地へのテキスタイルツアーを開催しました。遠州産地とは、浜松市を中心とする静岡県西部地域の綿織物産地です。
国際交流センターでは、海外コンテストを目指す学生に素材の知識を深め、今後の創作活動につなげてもらうことを目的に、こうしたテキスタイル産地へのツアーを企画しています。今回のツアーは浜松市産業部産業振興課との共催で行われました。
朝9時、13名の学生がJR浜松駅に集合し、貸切バスでツアーに出発。3代続く麻織物の工場や伝統的な染色技法「注染」の染工場、そして撚糸工場などの様々な工程を見学させていただきました。また遠州織物工業協同組合では、文化服装学院テキスタイル科卒業生で現在は同組合で働く河合さんが、ご自身の経験と生地から服を作る楽しさをお話ししてくれました。
参加した学生からは、「伝統的な技術、もの、ひとが消滅していく中で、それを守り続けている姿勢にとても影響を受けました。自らもクリエイションの中で、日本の伝統や価値観、ものづくりを後世に伝えていけるようなアプローチをしたいです」「遠州も含め、伝統を守るために自分が出来ることは何があるか考える契機にもなりました」「現場をみることで得られるインスピレーションや、危機感があります。学生のうちにこういった機会に触れられた事で、様々な方向性と結びつけた提案が可能になると思います」など、とても前向きな感想が寄せられました。
【研修】学院の夏のイベントに韓国から参加
2023年7月31日(月)
文化学園ソウル事務所が、文化服装学院のサマーセミナーとファッションフェスティバルを体験する研修を4年ぶりに企画。韓国からの学生14名が、7月29日(土)に開催された「Tシャツ素材を使って楽しくソーイング!」の韓国語で学ぶクラスに参加しました。
また、30日(日)のファッションフェスティバルでは、ファッションショーを鑑賞したり各自でワークショップに参加したりとBUNKAを存分に体験しました。
今回もソウル事務所のスタッフが学生を引率し、文化服装学院の教職員や在校生が手厚くサポートしてくれたおかげで、参加した学生たちに充実した2日間を過ごしてもらうことができました。韓国の学生のみなさん、またBUNKAでお会いできますように!
【ワークショップ】英国流デザインプロセスを学ぶワークショップシリーズ①
2023年7月31日(月)
この夏、英国のトップファッションスクールでの指導経験豊富なオレグ・ミトロファノフ先生を講師にお迎えし、文化生限定「夏のワークショップシリーズ@BUNKA」を企画しました。
その1回目として、7月26日(水)~29日(土) の4日間、「ファッションデザインのための徹底的なビジュアルリサーチ」を開催しました。
今回のワークショップには20名の学生と教職員が参加。デザインのためのリサーチ方法、マインドマップの作り方、実際に図書館やインターネットでビジュアルリサーチをして発表をするなど、手を動かしながら実践的に学んでいきました。
8月後半には、ワークショップ②「実践的でクリエイティブな発想方法」を開催予定です。参加予定のみなさんは楽しみにしていてください!
【コラボ】英国NTUと学院ニットデザイン科のコラボプロジェクト
2023年7月21日(金)
英国、中国、インド、日本の4つの国のファッション学校が参加する「レベル・タータン・プロジェクト(Rebel Tartan Project)」は、学生が「気候変動」という社会問題をテーマにリサーチし、英国の伝統的なタータンからインスピレーションを得てテキスタイルやニットで独自の作品として表現する取り組みです。
今年は文化服装学院からニットデザイン科の2年生6名が参加しました。4月から5回にわたり、英国の提携校ノッティンガム・トレント大学(NTU)の学生とオンラインで意見交換やアイデアの共有を行い、3名ずつの2チームに分かれて作品制作に励んできました。
1つ目のチームは、環境問題に対するネガティブなイメージとポジティブなイメージの対照的な点をファッションで表現。大気汚染や干ばつなどで弱まった地球のネガティブなイメージを残糸やハギレを用いてボロボロやダメージの編みで仕上げた一方、近代的なビルや平和、未来、幸せといったポジティブなイメージを立体的で明るくハリのある素材で表現しました。
2つ目のチームは、地球温暖化で生存の危機が脅かされている植物に着目。「気候変動が起こり続けた未来でも生存し続けられる生物」をテーマに、サボテンとサンゴをモチーフにした2体のニットウェアをフルスタイリングで制作しました。
7月19日(水)には各校の完成作品を披露するオンライン発表会が行われました。いずれのチームも、オンラインのカメラを前に緊張しながらも、事前にスタッフと練習した英語でのプレゼンテーションを堂々と行うことができました。
今後、これらの作品は、他の参加校の作品と一緒に、英国のノッティンガム・トレント大学などでの展示が予定されています。
【見学】中国 浙江理工大学服装学院のみなさんが来校!
2023年7月21日(金)
7月20日(木)の午前中、浙江理工大学服装学院ご一行22名が来校されました。一行は杉野服飾大学での夏季短期研修のため来日し、休日を利用して本学園の服飾博物館、ファッションリソースセンター、「こんなボタンみたことない」の展示、学園ショップなどの見学を行いました。どの見学先でも時間の足りないほど、熱心に見学したり、質問をしたりしていました。
学生のなかには、浙江理工大学を卒業した後、本学園で日本語の勉強や学院・大学院への進学などを考えている学生もおり、本学園4つの学校の教育内容や出願方法などの具体的な質問もありました。
【短期研修】台湾の提携校、実践大学 台北と高雄 両キャンパスの学生グループが来校
2023年7月19日(水)
7月18日(火)、BUNKAの提携校である台湾の実践大学から、台北と高雄の両キャンパスの学生グループが短期研修のためにそれぞれ来校しました。
台北キャンパスの学生16名は、初日から「オンワード」の会社見学へ。今回は「オンワード」が注力している衣料品循環の拠点である厚木倉庫を見学させていただきました。実際にリユース、リサイクル事業の現場を見て、服飾学生として環境保護の観点から考えを新たにすることが多かったようです。たくさんの質問に丁寧に答えてくださったオンワードの皆様、ありがとうございました。本日から3日間は、文化ファッション大学院大学(BFGU)の「テキスタイル演習」「レディースの立体裁断」「マドレーヌ・ヴィオネの研究」の授業を受講します。
高雄キャンパスの学生12名は、文化学園大学で「型染めの実習」「きものの話とゆかたの着付け」「一枚の布からのデザイン」の実習のほか、今日は文化ファッション・テキスタイル研究所の宮本所長の講義を受講しています。明日の最終日は、「ゆかた地からのあづま袋の製作」「ファッション画」の授業が行われます。
両グループとも4年ぶりの来校となりますが、引率の先生方に再びお目にかかることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。研修生の中には日本語上級者も数人…学生の皆さんの今後の活躍が楽しみです!
【オリエンテーション】学院ファッション工科基礎科の学生全員が来室!
2023年7月13日(木)
7月3日(月)~13日(木)、文化服装学院のファッション工科基礎科の学生が国際交流センターの見学とオリエンテーションのため、授業時間を使って10数名ずつ来室しました。計20グループ、全部で260名を超える学生たちです!
担当者から、海外コンテストや海外留学について、またそのために必要なポートフォリオなどについて、実際の資料を見ながら説明を受けました。文化に入学してまだ3ヶ月ほどの1年生ですが、学生の反応はさまざま。学生たちの未来の活躍を願って、担当者は最後のグループまで丁寧に説明しました。
海外をめざすなら、早いうちから情報を得て準備ができれば有利になります。海外コンテストや留学に関心のある学生の皆さん、国際交流センターまでお気軽にご相談ください。
【短期研修】中国 浙江理工大学から30名の学生が来校!
2023年7月6日(木)
7月3日(月)~5日(水)、中国の浙江理工大学からファッションデザインを学ぶ2年生と3年生合わせて30名が来校し、文化学園大学で短期研修を受講しました。
初日は学内見学の後、「アブストラクト-巨大立体凧制作」の実習でした。各自が絵の具遊びからアブストラクト(抽象画)制作した絵で立体凧を作り、最後にそれを合体させて一つにした大凧を体育館で揚げることに成功しました!
2日目の「型染めの実習」では熱心に作業に取り組み、日本の型染めの奥深さを体感しました。「きものの話とゆかたの着付け」では先生に教えていただきながら実際に着付けも体験し、皆でゆかた姿の写真を撮り合っていました。
3日目の最終日は、文化ファッションテキスタイル研究所の宮本所長による講義と「一枚の布からのデザイン」の実習を受講。学生たちは手際よく実習をこなし、無事に研修を終えることができました。
今回の引率の先生は文化ファッション大学院大学(BFGU)の卒業生です。また、現在、文化学園大学の大学院やBFGUで研究に励む院生の中にも浙江理工大学の卒業生が何人かいます。研修生の皆さんも、またぜひBUNKAに学びに来てください!
【セミナー】AICP名誉校長が来校!「パリのファッション学校への留学」
2023年7月5日(水)
7月4日(火)、フランスのパターン専門学校AICP(アカデミー・アンテルナショナル・ド・クープ・ド・パリ)からジャン・フィリップ・ヴォークレー名誉校長とマネージャーの吉田さんのお二人を講師にお迎えし、パリのファッション学校への留学についてのお話をお聞きしました。
情報が瞬時に世界から届く今、メーカーはパターンを絞っていかに国ごとの差がない服づくりをするかに力を入れており、パタンナーの役割がより大切になっているとのこと。
BUNKAでの学びを生かしてAICPに留学する卒業生も多く、パリでの企業研修を経てパタンナーとして就職している人もいるそうですが、そのためにはまず、フランス語を身につけることが必要とのことでした。また大企業ほど外国人が多く、英語ができた方が有利なのだとか。語学力の他にも、バラエティに富んだものの考え方ができる人、好奇心旺盛な人が留学に向いているのだそうです。
最後に、「友達や人とのつながりが自分の世界を広げてくれます。友達の輪を大切にしてほしい」とのメッセージもいただきました。将来、留学を考えている学生の皆さんはぜひ参考にしてください!
【見学】韓国 大邱カトリック大学のみなさんが来校!
2023年7月5日(水)
7月4日(火)、韓国の大邱カトリック大学から学生と教員23名が来校。文化学園服飾博物館で「日本服飾の美」を鑑賞後、学内の生産管理実習室やファッションリソースセンター、図書館などを見学しました。縫製工場の設備を再現している生産管理実習室では、通訳を介さず、韓国人の先生が母国語で直接実演と解説をしてくれました。学生たちも頷きながら熱心にお話を聞いていました。またぜひ文化にお越しください!
【見学】中国 武漢紡織大学服装学院ご一行が来訪!
2023年7月4日(火)
7月3日(月)、中国武漢市にある提携校、武漢紡織大学服装学院ご一行42名が夏期短期研修のため来日されました。一行は東京に到着した初日に成田空港から文化学園へ直行。長距離移動の疲れも感じさせず、服飾博物館・ファッションリソースセンター・図書館・学園ショップ・学生食堂等を熱心に見学されました。日本での夏期短期研修が有意義になるよう、心からお祈りいたします。
【セミナー】「SOSHIOTSUKI」 デザイナーの軌跡
2023年6月30日(金)
6月29日(木)、SOSHIOTSUKIデザイナーの大月壮士さんをお招きし、「メンズウェアブランド創設から現在まで」をテーマにセミナーを開催しました。
文化服装学院メンズデザインコースの卒業生でもある大月さんは、LVMHプライズ2016に当時最年少で選出。今年3月にはRakuten Fashion Week Tokyo にて10年間の集大成となるランウェイを披露し、注目を集めています。
セミナーでは、大月さんが幼少期や中高生時代に影響を受けたこと、考えていたことなどを赤裸々に語ってくださり、その生まれ育ったルーツをたどることで、ご自身が現在、コレクションを通して提案している「日本人の精神性とテーラーのテクニックによって作られるダンディズム」へとつながっていることが明らかにされました。大月さんからは、「生まれ育った環境や出会った人などには必然性がある。自分だけの経験を整理することに、ヒントが隠されているかもしれない」とのメッセージをいただきました。
参加者はBUNKA4校の学生と教員約50名。なかでも男子学生が大半を占め、先輩からのお話に熱心に耳を傾けていました。学生からは、「自分のルーツやアイデンティティについて改めて考えてみようと思った」「賞を受ける前に何回も落ちたことを知り、それでも頑張り続けてきたことがすごいと思う」などの感想がありました。セミナー後も個別に質問をしたい学生の列ができるほどの人気でした。
【短期研修】台湾 樹徳科技大学のみなさんが来校!
2023年6月28日(水)
BUNKAの台湾の提携校、樹徳科技大学から学生28名と教員2名が6月27日(火)に来訪し、文化学園大学で短期研修を実施しています。
3日間の研修では、文化学園大学で、「型染めの実習」「きものの話とゆかたの着付け」「一枚の布から作る服」「ゆかた地からのあづま袋の製作」「ファッション画」などの実習と、文化ファッション・テキスタイル研究所所長の宮本英治先生の講義など、盛りだくさんの内容を学びます。
蒸し暑い毎日ですが、学生たちは真剣に授業に臨んでいます。
【セミナー】ビジュアルリサーチとアイデア開発
2023年6月28日(水)
6月27日(火)、クリエイティブディレクターでエデュケーターのオレグ・ミトロファノフ(Oleg Mitrofanov)氏をお迎えし、「ビジュアルリサーチとアイデア開発」をテーマにセミナーを開催しました。英国のセントラル・セント・マーチンズやロンドン・カレッジ・オブ・ファッションといったトップファッションスクールで長年ファッション教育に携わってきた経験豊富な講師からお話が聞けるとあり、30名を超える学生と教員が会場に
集まりました。
まず、リサーチとは何か、という問いから始まり、「リサーチのスキルを上げるには」「自分の作品に興味を持ってもらうためには」「デザインに物語性を持たせるには」などの学生からの質問に、対話をしながらわかりやすく例を挙げて説明してくださいました。
参加者からは「アイデアの出し方に悩んでいたので、今回学んだことをこれからの作品につなげられると思いました」「AI に対抗するには Craft が大事、ということが印象に残った。デザインを考える上での発想についてとてもよく理解できた」などの感想がありました。
このセミナーでのお話を、オレグ先生の指導により実際に体験できる「夏のワークショップ2023」が7月と8月の下旬に開催されます。学校メールや国際交流センターのインスタグラムで詳細をご確認の上、ぜひご参加ください!
【見学】韓国の大学生グループが来訪!
2023年6月27日(火)
6月27日(火)、韓国の水原大学校、清州大学校、忠北大学校、公州大学校から28名の大学生グループが学校見学のために来校。文化服装学院の生産管理実習室や図書館、ファッションリソースセンター、服飾博物館など学内の施設をご案内しました。6月23日に文化学園は創立100周年を迎えましたが、その記念事業としてギャラリーで開催されている卒業生デザイナーの作品展も鑑賞することができました。
これまでBUNKAを見学した韓国の学生たちが、「一番印象に残っている場所は」と聞かれて真っ先に挙げるのは、BUNKAの図書館なのだそうです。ファッションやデザイナー関連の専門書籍や雑誌が所狭しと並ぶ風景に、皆、圧倒されるのだそう。
またぜひBUNKAに勉強しにきてください!
【短期研修】米国 FITの学生がBUNKAで日本文化研修
2023年6月13日(火)
BUNKAの米国の提携校、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)から、学生11名と日本語教員が来日し、5月27日(土)から府中の寮に滞在して約3週間の日本文化研修を行っています。授業期間中の午前中は学内で日本語の授業を受け、午後は書道などの日本文化を体験。歌舞伎鑑賞や江戸風鈴の絵付け体験などの校外学習にも出かけました。本日は授業最終日で、学生が一人ひとり、パワーポイントを使って日本語で口頭発表を行いました。明日からは学生の多くが関西や広島方面へ旅行に出るそうです。
FITからの日本文化研修もコロナ禍を経て4年ぶりの再開となり、引率の先生にお会いするのも久しぶりです。にぎやかな学生さんたちの声が聞こえると、本センターにも以前のような活気が戻ってきていることを実感します。
【セミナー】4つの価値観に基づいた新世代のファッション
2023年6月12日(月)
6月6日(火)、ミラノに拠点を置く国際的なエコハブ「C.L.A.S.S.」の ジュジー・ベットーニ (Giusy Bettoni) さんをお迎えし、「4つの価値観に基づいた新世代のファッション」をテーマにオンラインセミナーを開催しました。「C.L.A.S.S.」は、Creativity Lifestyle And Sustainable Synergyの略語で、ファッション業界とビジネスをよりスマートにすることをミッションとしたサステナブルなグローバルプラットフォームです。
セミナーには約30名の学生と教職員が参加。「デザイン」「イノベーション」「責任」「コミュニケーション」の4つの側面が、ファッションとその新しい価値を創造する新しい方法をどのように生み出すことができるかをお話ししていただきました。セミナーには約30名の学生と教職員が参加。企業やブランドが取り組んでいるサステナビリティに関する様々な事例などを知り、知識を深めることができました。
【イベント】新しい素材、マッシュルームレザー。学生とのコラボ作品を展示!
2023年5月31日(水)
マッシュルームレザ―とは、キノコの菌糸体を培養して生産される新しい代替レザー素材で、サステナブルな自然由来の素材として近年注目を集めています。この新素材の開発を手掛けるバイオテック企業の一つ、インドネシア発の「マイコテックラボ(MYCL)」によるマッシュルームレザーの紹介と、文化服装学院ファッショングッズ専攻科とのコラボレーションにより誕生した作品が、文化学園F 館ギャラリーで6月6日(火)まで展示されています。
ギャラリーには、マッシュルームレザーを生産する際のキノコ基材や菌糸体などの実物資料や環境負荷に関する解説パネルの他、マッシュルームレザーを用いて学生が制作したシューズやバッグ、アクセサリーなど5作品が展示され、新素材に関心のある学生や教職員がいち早く来場して見学しています。
6月1日(木)には、MYCLの共同創業者であるロナルディアス・ハータンチョ氏によるセミナー「FROM FUNGI TO FASHION:キノコからファッションへ」を開催します。
また、6月3日(土)には、サステナブルなアクセサリーを作るワークショップも開催する予定です。
詳細やお申し込みは学校メールをご確認ください!
【特別講義】中国の舞台衣裳・メーキャップデザイナー、李鋭丁さんが来校!
2023年5月30日(火)
5月25日(木)、中国の著名な舞台衣裳・メーキャップデザイナーの李鋭丁さんが来校し、文化服装学院 ファッション高度専門士科3、4年生の魯美クラス(中国の魯迅美術学院からの学生のクラス)の学生を対象に、特別講義をしてくださいました。
李鋭丁さんは、2008年の北京オリンピック開閉会式や2010年の上海万国博覧会開会式で衣装のチーフデザイナーを務め、数多くの舞劇やバレエ、オペラなどの衣裳デザインとメーキャップを手掛けるなどデザイナーとして活躍する傍ら、中央戯劇学院舞台美術学科の学術研究者、大学院修士課程の教授として学生の指導にも携わっています。
李鋭丁さんが母校の上海戯劇学院を卒業して助手を務めていた時代に、文化服装学院の元教員であった青石京子先生が1年間の指導をされた縁で、今回の特別講義が実現しました。
講演のテーマは「人とデザイン」で、李さんの人との出会いを通して生み出された美しく鮮やかな作品の数々を、たくさんの画像から紹介していただきました。講演の冒頭、李鋭丁さんが「白鳥」をイメージした衣裳のデザイン画を画用紙にさらさらと描いてくださる場面もあり、学生たちはその様子を食い入るように見つめていました。
この講演に先立ち、李鋭丁さんのデザインした衣裳作品が4点、会場の前に展示されました。いずれもオペラや演劇のためにデザインされた衣裳で、一切の妥協を許さない李鋭丁さんと職人たちが時間をかけて作り上げた世界観に、たくさんの学生が足を止め、注意深く眺めていました。
今回の特別講義と展示を通して学生たちは刺激を受け、多くの学びを得ることができました。ご多忙の中、BUNKAにお越しいただいた李鋭丁さん、そして衣裳制作会社の皆様、学生たちに貴重な機会をいただきどうもありがとうございました!
【セミナー】3DCGではじめる新しいファッションデザイン
2023年5月22日(月)
5月18日(木)、「HATRA」のデザイナー、長見佳祐さんと3Dファッションスペシャリストの李在龍さんをお招きし、テクノロジーがもたらす新しい服作りとファッション表現の未来についてのお話をお聞きしました。
おふたりは3DCGやAIを自身のクリエイションに取り入れ、実践している表現者であり、長見さんはファッション向け3Dソフトウェア「CLO」の解説書を上梓したばかりです。
対面形式によるセミナーには、60名を超える学生と教職員の参加があり、デジタルファッションの最前線で起きていることや、3Dを使った服作りの可能性について学びました。
学生からは、「HATRAでCLOをどのように使われているのかを聞くことができて良い機会でした。実物をどこまで表現できるのか?が大事だと思っていたので、実物と同じものを作る必要はない、という話が刺さりました。新しい価値を生むためのツールということが理解できました」「3DCGの取り入れ方やコレクションなどの制作過程を知ることができ、非常に興味深かったです」などの感想がありました。
【短期研修】タイ の高校生35名が来校!
2023年5月22日(月)
5月18日(木)、タイのスリナカリンウィロト大学付属高校から、学生35名が短期研修のためにBUNKAに来校しました。
学生たちは文化学園の学内施設や服飾博物館を見学後、文化学園大学の高村是州教授の特別講義「オリジナリティのあるファッションデザイン発想とその表現」を受講。無事に修了証を手にすることができました!
【海外提携校】台湾 実践大学の卒業制作イベントに文化服装学院の学生作品がコラボ参加!
2023年5月15日(月)
4/28(金)~29(土)、台湾の提携校である実践大学(台北キャンパス)で服装設計学科の卒業制作イベントが開催され、学生作品のファッションショーに続き、コラボレーションとして参加した文化服装学院の文化祭作品とアパレルデザイン科2年生の修了作品15体が披露されました。
また、卒業制作の公開審査会には、審査員として文化服装学院の森本慧先生が参加しました。
7月には実践大学から学生たちがBUNKAに来校し、3日間の短期研修を行う予定です。
コロナ禍を経て、海外の提携校と対面での交流ができることの有難さをしみじみと感じます。今後もお互いの交流がますます活発に行われますように!
【短期研修】韓国 水原女子大学校の学生20名が来校!
2023年5月11日(木)
5月10日(水)、韓国の水原女子大学校からファッションデザインを学ぶ2年生20名が来校し、12日(金)までの3日間の予定で短期研修を行っています。
文化服装学院生涯学習課の協力で、10日に水野雅己先生の「ファッションデザイン画」、11日には田中寛子先生の「立体裁断」の授業を受講しました。
「日本が大好きです!」という学生たち。デザイン画の授業では、「いつもはPhotoshopを使うので、紙に描くのは初めて」という学生たちでしたが、真剣な表情で先生の話を聞いて、一生懸命に鉛筆を動かしていました。
明日12日(金)の最終日は、文化服装学院を卒業した2人の韓国人の先輩たちが、就職や留学生活についての特別講義をしてくださる予定です。
【セミナー】LVMHプライズのファイナリスト桑田さんが登場!
2023年4月28日(金)
若手デザイナーの育成・支援を目的とした「LVMHプライズ2023」のファイナリストに選出され、世界で注目を集める「セッチュウ(SETCHU)」デザイナーの桑田悟史さんによるオンラインセミナーを4月27日(木)に開催しました。
桑田さんは高校卒業後にビームスで働き、21歳で渡英。サヴィルロウの「ハンツマン(HUNTSMAN)」などでテーラリングを学びながら、セントラル・セント・マーチンズに通います。さらにガレス ピュー、ジバンシィ、イードゥン(EDUN)、Ye(カニエ・ウェスト)のもとで経験を積み、2021年春夏にミラノを拠点に自身のブランドをスタートしました。
ミラノと繋いだ対話形式のセミナーには、60名を超える学生と教職員が参加。服作りやブランド運営で大切なこと、人生設計、ファッションショー、ポートフォリオなどについて学生から次々と質問が繰り出されましたが、海外経験豊富な桑田さんならではの具体例を挙げながら、一つひとつ丁寧に答えてくださいました。また、ご自身のポートフォリオを画面上で見せながら、ページごとにポイントを解説してくださるなど、学生たちにとって貴重な学びの機会となりました。
【来訪】パラグアイ大使館からのお客様
2023年4月26日(水)
4月24日(月)、在日パラグアイ共和国大使館からお客様をお迎えし、文化学園をご案内しました。写真は右から、フロレンティン大使、パラグアイの人気音楽デュオ「Purahéi Soul(プラヘイ・ソウル)」のJennifer Hicks(ジェニファー・ヒックス)さん、パラグアイの職人とサステナブルファッションを提案するデザイナーCamila Orué(カミラ・オルエ)さん。28日(金)には、プラヘイ・ソウルの日本初ライブが「ブルーノート東京」にて行われるそうです。またBUNKAにお越しください!
【セミナー&イベント】モルドバの飾り「マルツィショール」作りとオンラインセミナー
2023年4月24日(月)
4月18日(火)から一週間、文化学園F館ギャラリーで開催された「モルドバの民族衣装&ワインで描かれた絵画展」では、学生たちが「かわいい!」と言い合いながら、衣装に刺繍されたモチーフを眺める姿が毎日みられました。
4月18日(火)には、モルドバの伝統的な飾り「マルツィショール」を作るワークショップを同ギャラリーの展示空間で開催。参加した学生たちは、愛情、友情、尊敬の気持ちを込めてこの飾りを贈り合うというモルドバの文化を学びながら、かわいい作品を作ることができました。
4月20日(木)には、モルドバ工科大学のAlina Tocarciuk(アリーナ・トルカチュク)教授によるオンラインセミナー「民族文化的アイデンティティ形成の背景におけるテキスタイルと伝統衣装の評価」が開催されました。モルドバの伝統的な衣服のモチーフが現代のファッションにどのように使われているかということについて、さまざまな例を挙げてお話ししていただきました。
セミナーのアーカイブ動画はこちら↓
【イベント】「モルドバの民族衣装&ワインで描かれた絵画展」オープニングイベント開催!
2023年4月18日(火)
モルドバという国を知っていますか?ルーマニアとウクライナに囲まれた東ヨーロッパの内陸国であるモルドバは、九州よりやや小さな面積の国ながら、世界有数のワインの生産地として知られています。このモルドバの大使館が主催する「モルドバの民族衣装とワインで描かれた絵画」の展覧会が本日より21日(金)まで、文化学園F館ギャラリーで開催されています。
4月17日(月)に行われたオープニングセレモニーでは、モルドバ大使館の担当者から挨拶があり、モルドバの精緻で愛らしい刺繍が施された民族衣装やモルドバのワイン産業について紹介されました。また、参加した教職員に大使館からモルドバワインが振舞われ、モルドバの魅力を知る特別な機会となりました。
18日(火)には「マルツィショール」と呼ばれる小さな飾りを作るワークショップをギャラリーで開催。20日(木)にはオンラインセミナーも行われます。詳細は学校メールをご確認ください!
【産地ツアー】尾州産地テキスタイルツアーを開催!
2023年3月29日(水)
3月22日(水)、海外コンテストを目指す学生を対象に、日本最大の毛織物産地として知られる尾州産地(愛知県西部~岐阜県の一部地域)へのテキスタイルツアーを開催しました。
参加した学生は文化服装学院と文化学園大学の27名。朝9時に岐阜羽島駅に集合し、バスツアーが始まりました。染色から織り・編み・整理工程まで一貫した生産体制を持つ会社のほか、生地の仕上げ、染色・整理の加工場、伝統の織機でウールのスーツ地を織りあげる工場など、実際にテキスタイルが生産される様々な現場を見学。学生が綜絖に糸を通す作業を実際に体験させていただく場面もありました。また、有名ブランドの生地開発を数多く手掛け、「尾州の匠」とも呼ばれる足立 聖さんと岩田善之さんによる各々の素材講習では、たくさんの生地サンプルを見せていただき、開発秘話もお聞きしました。最後に、テキスタイルの資料館「テキスタイルマテリアルセンター」で10万点もの素材サンプルを見学。なんとも盛りだくさんの内容でした!
学生たちは、「知識が身につくだけでなく、モチベーションも高まりました」「授業の知識が短い時間でより立体的になりました」「整理工場での加工を経て生地が完成するということも勉強になりました」「生地について知ることは服作りに一番必要なことだと感じました」「こうした産業や工場の人たちに何か役に立てることを考えなければ、という新しい視点も得ることができました」など、とても前向きな感想を寄せてくれました。学生たちには、産地の素材へのこだわりを知り、自らの創作に生かして世界へと羽ばたいてほしいと思います。
ツアーの翌日も現地に残ってリサーチを続けた学生も数名おり、今後の作品制作につながる有意義なスタディツアーとなりました。
【海外提携校】4校の学生作品が丸の内ファッションウィークに参加!
2023年3月28日(火)
3月17日(金)から開催されているファッションイベント「丸の内ファッションウィーク」の一環として、未来のトップデザイナーを目指すファッションスクールの学生が制作した衣装作品が集結する「Future Designers Collection」が、18日(土)に東京・丸の内で開催され、文化服装学院など国内の14校とともに、BUNKAの海外提携校3校の学生作品が紹介されました。
参加した提携校は、實践大学(台湾)、タマサート大学(タイ)、啓明大学校(韓国)の3校。
あいにくの雨で、丸の内仲通りに予定されていたレッドカーペットは丸ビルの1階(マルキューブ)に場所を移しての開催となりましたが、各学校を代表する力作をまとったモデルたちが次々とランウェイに登場し、雨の日をカラフルに彩りました。
【寄贈】キコ・コスタディノフ氏が図書館に作品集を寄贈!
2023年3月10日(金)
昨年10月、学院で特別講義をしていただいたファッションデザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)さんから、文化学園図書館に3冊の書籍を寄贈していただきました。
2022年秋冬コレクションのクリエイティブ・プロセスを探求した初のメンズウェア・ブック『XOLO』、ウィメンズコレクションのビジュアルブック『BODICE』、そしてキコのキャンペーン撮影を手掛けたフォトグラファー、ロージー・マークス(Rosie Marks)の作品集『PRETTY HURTS』の3冊です。
文化の学生にも大人気のキコ・コスタディノフさん、ありがとうございます!
文化生の皆さんは、図書館でのリサーチの際に、ぜひご覧ください。
【短期研修】イタリア IULM大学の学生が来校!
2023年3月1日(水)
イタリア、ミラノのIULM大学から、コミュニケーションや広報、メディアを専攻する学生30名と教員4名が来校しました。
午前中は学内を見学。午後は文化ファッション大学院大学(BFGU)で馬場園晶司教授の「日本人の美意識とファッションデザイン」と首藤眞一教授の「日本のファッションビジネスの現状」の講義を受講し、社会や経済、コミュニケーションの観点から日本のファッションを学びました。
明日以降も街なかでのインタビューやイメージの収集を行い、東京のファッションやサブカルチャーの研究を行うとのこと。ようやくコロナ前と同じ、海外研修生たちの風景が戻ってきました。
今日の講義を受けて、BUNKAに留学したいという学生もいるのだとか。次はぜひ、文化の学生としてお越しください。お待ちしています!
【短期研修】タイ ランシット大学の学生が来校!
2023年2月14日(火)
本日、タイの提携校ランシット大学から学生24名と教員が来校しました。明日までの2日間、文化学園大学で短期研修を行います。
午前中、学生たちは高村是州教授の授業「ファッション画を描こう」を受講。皆、真剣な表情で筆を動かしながら作業に取り組みました。午後は学内を見学した後、文化学園服飾博物館で「紅白 夢の競演!ーさまざまな国の”赤”と”白”」展を鑑賞しました。
明日は近藤尚子教授による授業「浴衣の着装体験」を受講します。和装の歴史や浴衣のパターンについての講義の後、短期研修生に大人気の浴衣の着付けを体験します。日本の文化を楽しみながら、学びを深めてほしいと思います。
【特別試写会】映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』文化生限定の試写会!
2023年2月6日(月)
2月2日(木)、北欧ブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナー、マイヤ・イソラの生涯をたどる映画『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』の試写会が文化学園の学生限定で行われました。
アーカイブ資料と新しいドキュメンタリー映像の組み合わせで構成された映画は、マイヤ・イソラの自立した人生と、彼女の創作のインスピレーション源となった旅を体感しながら物語が紡がれていきます。その独特の映像と音楽に、多くの学生と教職員がひき込まれていきました。
試写会の後には、フィンランドから到着したばかりのレーナ・キルぺライネン監督とマイヤの孫のエンマ・イソラさん、そしてプロデューサーのメルヤ・リトラさんのお三方が駆けつけてくださり、トークショーも開催されました。
お三方からは、映画と撮影に関する裏話や、それぞれの立場からみたマイヤの姿、好きなデザインなどを教えていただきました。また「学生時代にやっておいた方がいいことは?」との学生からの質問に、「疑い深くならずに好奇心を持つこと」「考え方をオープンにし、遊び心を大切にすること」「歴史を学んで新しいものを生み出すこと」などのアドバイスをいただき、学生たちも頷きながら聞いていました。
トークショーのアーカイブ視聴はこちらから↓↓
映画は、来週2023年3月3日(金)から公開されます。
劇場情報など詳細は公式ウェブサイトから:
https://maija-isola.kinologue.com/
【特別講義】タイ タマサート大学教授による「コーン(仮面劇)」の衣裳のお話
2023年1月30日(月)
先週木曜日から来校し、オープンカレッジで「立体裁断」や「絞り染め」の研修を受けたタイのタマサート大学の学生13名が、今日は文化学園大学国際ファッション文化学科のワークショップ「コスチュームデザイン」に参加し、文化の学生と質問をし合うなど、授業のなかで交流を交わしました。
午後にはタマサート大学の教授がタイの伝統的な仮面舞踊劇「コーン」の衣裳について英語で講義をしてくれました。講義の後半には、実際に俳優さんがコーンの伝統衣裳を着装して見せてくれる場面もあり、文化の学生に大人気!でした。文化の学生もタイに興味を持つきっかけとなり、タイと日本、お互いの交流につながる貴重な機会となりました。
【来訪】韓国 研成大学校 ファッションデザインビジネス学科の学生が来校!
2023年1月27日(金)
韓国の研成大学校(Yeonsung University)から学生と教員24名が来校し、学内見学を行いました。
生産管理実習室や図書館、リソースセンター、購買部、博物館などの見学に加え、当初の予定にはなかった文化服装学院の染色実習室も特別に見学させてもらいました。先生、ありがとうございました!
学生の皆さんも見学先の担当者のお話を熱心に聞いてくれました。またぜひ文化にお越しください!
【研修】英国 マンチェスター・メトロポリタン大学(MMU)の学生が来校!
2023年1月27日(金)
1月26日(木)、英国の提携校、マンチェスター・メトロポリタン大学(Manchester Metropolitan University)の学生と教員16名が来校し、学内の施設見学の後、文化学園大学でファッションデザイン画のワークショップを受講しました。
高村是州教授の指導のもと、学生たちは真剣な表情でデザイン画に取り組んでいました。
MMUの学生さんたちが研修のために来校するのも3年ぶりになります。久々に海外の学生さんたちの賑やかな声が戻ってきました!
【コラボ】タイの提携校、タマサート大学の学生が来校!
2023年1月26日(木)
タイの名門校として知られるタマサート大学から、学生13名が来校!本日より2日間、文化服装学院生涯学習課の協力で立体裁断と絞り染めの研修を行います。また、その後は文化学園大学の国際ファッション文化学科の学生との交流授業やタマサート大学教授によるセミナーも予定されています。
これに先立ち、23日より、タマサート大学の学生が制作した衣装作品が文化学園のエントランス脇のショーウィンドウに展示されています。この作品は、文化服装学院アパレルデザイン科の森本先生が昨年タマサート大学の学生を対象に行った講義の際の課題に基づいて制作されたもの。力作ぞろいの6体を、ぜひご覧ください!
【来訪】韓国 水原女子大学校 ファッションマーケティング学科の学生が来校!
2023年1月19日(木)
先週、来校した水原女子大学校ファッションデザイン学科のみなさんに続き、本日はファッションマーケティング学科の学生16名と教員のみなさんが学内見学のために来訪しました。
たくさんの学生さんにBUNKAに関心を持っていただき嬉しい限りです。ぜひまた文化のキャンパスでお会いできますように!
【イベント】「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展のBUNKA DAY!
2023年1月18日(水)
1月17日(火)、東京都現代美術館で開催中の展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」に文化学園の学生が招待を受け、大学、学院、BFGUの学生と教職員60名が展示を鑑賞しました。
クリスチャン・ディオールの担当者から展覧会について説明いただいた後、展示室に足を踏み入れた学生たちは、貴重な服飾資料だけでなく展示されている空間デザインにも圧倒され、「服飾学生として大きなモチベーションになりました」「展示されていた作図や袖から、現在制作しているファッションショーの衣装のヒントを得ました」などの声がありました。
特に印象的だった展示を尋ねたところ、ファッションを学ぶ学生らしく多くの学生が、「トワルが展示されていた白い部屋」と答え、仮縫いのサンプルが展示されている様子に、「鉛筆で訂正がされている跡など、服が作られた背景まで見えてくるようでとても面白かったです」との感想もありました。
5月までにもう一度、自分で展覧会を観に行きたいという学生も何人もいました。
クリスチャン・ディオールの関係者の皆様、学生たちに貴重な学びの機会をいただきありがとうございました!
【来訪】韓国「東京ファッション&文化体験スタディ研修」の皆さんが来校!
2023年1月13日(金)
本日、韓国でファッションを学ぶ大学生と高校生30名が来校!文化学園大学を中心に、学内の各施設を見学しました。
引率の先生方とお会いするのも3年ぶりです。久々に賑やかな日々が戻ってきました。
一人でも多くの学生さんが文化学園に興味を持ってくれると嬉しいです。
【セミナー】2020ファイナリストの卒業生に聞く!「国際コンテスト ITS」
2023年1月13日(金)
1月12日(木)、国際コンテストITS 2020アートワーク部門ファイナリストで文化服装学院卒業生の大澤夏珠さんをゲストにお迎えし、グローバルセミナー「国際コンテストITS 2020&2022」を開催しました。
大澤さんは、ITSでファイナリストとなった2020年にITSへ応募したきっかけやスケジュール、リサーチの方法、作成したポートフォリオの内容、発表の連絡とオンライン授賞式の様子などを詳しく教えてくれました。また、2022年にITS FAMILYとしてイタリアのトリエステに招かれた際のことについても学生たちにお話ししてくれました。
学生から質問の多いポートフォリオについては、「枠にとらわれないで自分の世界観を伝えるものを」とそのアイデアを指南。また、ブランドを持つためにやっておいた方がいいことを問われ、「作品をインスタグラムで発信し続けること、そして協力をしてくれる人や苦手なことをサポートしてくれる人とのつながりを持つことが大事」と答えてくれました。
参加した学生からは、「ポートフォリオの作り方やコンセプトの決め方などに悩んでいたので、コンテストの経験をお話ししてもらえて沢山参考になりました」などの感想がありました。
大澤さんへのインタビュー記事はこちら↓
【短期研修】韓国 水原女子大学校 の学生が来校!
2023年1月12日(木)
1月11日(水)、韓国の水原女子大学校ファッションデザイン学科の2年生15名と教員が来校しました。2023年になって初めてのお客様です!一行は生産管理実習室や図書館、購買部、リソースセンターなどを見学後、服飾博物館で開催中の「紅白 夢の競演!」展を鑑賞しました。
12日(木)と13日(金)の午前中は、BUNKAファッション・オープンカレッジで「文化式平面作図」と「立体裁断」の実習です。本日、1日目の作図では、学生たちはスクリーンに映し出された先生の手元を確認しながら、真剣な表情で作業に取り組んでいました。おつかれさまでした!
【短期研修@文化】英国流クリエイティブプロセスを学ぶショートコースを開催!
2022年12月21日(水)
英国の名門、セントマーチンズやロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで長年教鞭をとるオレグ・ミトロファノフ氏を講師に迎え、12月15日(木)~21日(水)、ショートコース「実験的ファッションデザイン」を開催しました。
5日間の研修では、オレグ先生の豊富なビジュアルアーカイブを用いた講義の後、各自が図書館でリサーチを行い、集めた資料からムードボードを作成。そこからオリジナルのデザインを膨らませていきました。
初日は緊張していた29名の学生たちも、最終日にオレグ先生が一人ひとりのテーブルを回って指導をしてくださる際にはすっかり打ち解け、積極的に質問を投げかけていました。
デザインプロセスにおけるリサーチの重要性を学び、これまで体験したことのない授業に頭をひねって一生懸命に表現した学生たち。研修の最後にオレグ先生から修了証を受け取った彼らの表情からは、疲労感と同時にやり切ったという自信が感じられました。学生たちからは、「デザインの発想方法からポートフォリオの作り方まで、わかりやすく言語化しつつ具体例も用いて説明されたことががよかった」「日本の授業とは違う方式で学ぶことができ、新鮮な気持ちで楽しめました。今回吸収したたくさんの知識を今後海外で生かしたいと考えています」などの感想がありました。
国際交流センターでは、今後も、日本にいながら海外のトップファッションスクールのメソッドが学べるこのようなコースを計画していきます。学生のみなさんにはこれらの機会を利用して、たくさんの新しい発見をしてほしいと願っています。
【セミナー】ファイナリストの学生が語る「リドレスデザインアワード」
2022年12月15日(木)
12月1日(木)、「リドレスデザインアワード(Redress Design Award)」の2016年のファイナリストで、文化服装学院ファッション高度専門士科3年に在学中のソ シゲサカイ(Tsang Fan Yu)さんをお呼びし、セミナーを開催しました。リドレスデザインアワードは香港を拠点にファッション産業における繊維廃棄物の削減と循環型経済の促進に取り組むNGO団体Redressが運営する、サステナブルファッションに関する世界最大級のデザインコンテストです。
セミナーでは同級生の藤井安寿星さんが聞き手となり、ソさんがコンテストの意義や目的、応募条件、スケジュールなどを詳しく説明してくれました。また、実際に応募したイラストやムードボードの見本のほか、ファイナリストが香港で参加するワークショップやファッションショーなどの様子を、写真を見ながらお話ししてくれました。
参加した18名の学生からは、「普段の学校生活では先輩の経験やコンテスト経験者の実体験を伺うチャンスがないので、貴重な話を聞けて自分のモチベーションにもつながった」などの感想が聞かれました。世界的な環境教育にも力を注ぐこのコンテスト。同級生にも関心を持ってもらいたいと願うソさんの熱い思いが伝わる一時間でした。
◆ アーカイブ動画はこちらから https://youtu.be/ezKfZseLk44
【オンラインセミナー】パリ事務所水戸所長による国際コンテスト徹底解説!
2022年12月12日(木)
11月17日(木)、文化学園パリ事務所の所長でジャーナリストの水戸真理子さんを講師に迎え、「国際コンテスト ITS・イエール・LVMHプライズ徹底解説!」をテーマにオンラインセミナーを開催しました。
南フランスの「イエール国際フェスティバル」、伊トリエステの「ITS」、パリの「LVMHプライズ」。これら主要な3コンテストの特徴や審査の傾向などを、長年取材に携わる水戸所長ならではの視点でお話ししていただきました。著名なデザイナーを多数輩出してきたこれらコンテストですが、水戸所長は、「まずは自分が本当に作りたいもの、伝えたいことは何かを考えることから始めるといいのではないかと思う。作るものにそうした思いが加わると見る人の興味を引く」と語りました。
質疑応答では、「文化の学生が補強すべき点は?」と問われ、「自分の言葉で伝える英会話力、人から情報を得て次につなげるコミュニケーション力、訴えたいことを人に伝えるプレゼンテーション力をトレーニングした方がいい」と答えてくれました。また、水戸所長と共に取材を担う濱 千恵子さんは、「何が作りたいのか、何から始めたらいいのかを自覚していない人が多い。服でも本でも映画でも、自分の好き嫌いを書き出すトレーニングをしてみると自分を知る上で大きな助けになる」とアドバイスをしてくれました。
受講した学生からは、「とても勇気をいただけた講義でした。頑張り方がわからなかったので、目標やアプローチについていろいろと想像を広げられそうです」「メディアの情報だけではわかりにくかった海外コンテストの特徴を現地の写真や動画を使用して解説していただき有意義でした」などの感想が寄せられました。
【来訪】FIT 韓国キャンパスの教員と学生が来訪
2022年11月05日(土)
11月4日(金)、提携校であるニューヨーク州立ファッション工科大学の韓国キャンパス(SUNY KOREA FIT)から、40名の学生と4名の教員が来訪しました。FIT KOREAの来訪は2018年以来、2度目となります。国際交流センターにとっても団体のお客様をお迎えするのは約2年半ぶりで、久々ににぎやかな一日となりました。
一行は、文化祭期間中の学内展示や文化学園服飾博物館や見学し、文化服装学院のファッションショーも観覧。FIT KOREAの先生方とBFGUの櫛下町副学長とのミーティングも行われ、今後ますますの交流が期待されています。
【特別講義】キコ・コスタディノフ氏が来校!学院で特別講義
2022年10月28日(金)
10月26日(水)、ロンドンを拠点に活躍する「キコ・コスタディノフ (Kiko Kostadinov)」のメンズデザイナー、キコ・コスタディノフ氏と、ウィメンズウェアを手掛ける双子のデザイナー、ローラ&ディアナ・ファニング (Laura & Deanna Fanning) 姉妹が文化学園に来校。文化服装学院の学生たちに向けた特別講義の講師を務めていただきました。
午前中はアパレルデザイン科の3年生と希望する2年生約130名を対象にセミナーを開催。3人の自己紹介の後、学生たちからのランダムな質問にデザイナー各々が次々と答えてくれる贅沢な120分となりました。なかでも特に、「ゼロから新しいデザインを生み出すためには?」という学生の問いには、「マーケットに行く、本を読むなど、自分の手を使ってリサーチをたくさんすること。それによって他と似ていると気づくこともある(キコ)」「本当に新しいものはないが、それにいかに自信と説得力を付け加えるかが大事。学校で学ぶことにはすべて意味がある。意味がないと思っていたことも今思うと意味があると思うようになった(ローラ)」などそれぞれに答えてくれました。また学生の印象を聞かれると、「みんなシャイだけどいい質問が多かった。勇敢に質問してくれてありがとう。自分なら隅っこで見ているだけだった。今日のセミナーで1%でも学ぶことがあれば嬉しい(キコ)」と笑顔で語ってくれました。
午後は、アシックスのスポーツスタイル統括部からデザイン部と開発部の担当者にもお越しいただき、シューズデザイン科の学生約10名を対象にしたワークショップが行われました。アシックスの担当者から、「キコ・コスタディノフスタジオ」と協業しているコラボレーションスニーカーの開発プロセスや裏話を教えていただいたほか、コスタディノフ氏本人が学生たちの作品を見てコメントしたり、学生からの質問に一つひとつ答えてくれたりと、学生たちにとって学びの多い、貴重な機会となりました。
この夏、コスタディノフ氏がリサーチのために文化学園図書館を訪れたことがきっかけで実現した今回の特別講義。講義の翌日にも図書館を訪れたキコ氏のお気に入りは、雑誌のアーカイブコーナーだそう。ぜひまた文化学園にお越しください!
【セミナー】「ファッションメディアの仕事」
2022年10月13日(木)
10月11日(火)、文化女子大学(現・文化学園大学)卒業生で、「WWD JAPAN」や「FASHIONSNAP.COM」など様々なメディアで活躍するファッションリポーターの大杉真心さんをお招きし、世界のコレクションやデザイナーを取材する仕事や留学経験などについてお話ししていただきました。
ファッションリポーター、ファッションライター、フェムテックリポーター、ポップアップディレクション/イベント企画、ファッションPRなど幅広い仕事を手掛ける大杉さん。セミナーではその仕事内容を詳しく紹介し、大学在学中にニューヨークのファッション工科大学(FIT)に留学した際の経験談もお話ししてくれました。「NYという刺激的な場所で過ごしたことが人生のターニングポイントになった」という大杉さんは、留学当初、ファッションデザイナーを夢見ていましたが、NYでファッションフォトグラフィーの面白さを知り、様々な出会いを通じて、いつしかファッションメディアに興味を持つようになったといいます。
現在はフリーランスとして活躍し、海外のデザイナーやファッション関係者へのインタビューは通訳を介さず、直接英語で行っているそうですが、「英語力があった方が何倍も楽しめる」という大杉さんの言葉には説得力がありました。
文化学園大学の特別留学制度でFITに留学したいと考えている学生の皆さん、国際交流センターの留学相談もぜひご利用ください。
【オンラインセミナー】「コンテスト World of WearableArt」
2022年9月26日(月)
デザイナーが想像を絶するものを作成し、既成概念に挑戦し、創造的な期待に挑む国際コンテスト「The World of WearableArt(WOW)」。そのエントリーが10月1日からスタートします。それに先立ち、9月15日(木)にWOWのコンペティション&ビジネスアフェアーズ責任者のキャット・スプロウェル(Kat Sprowell)氏に、WOWとは何か、作品を制作する際の注意事項、エントリーの方法、スケジュール、各応募部門のテーマについてなどをオンラインでお話ししていただきました。
アーカイブ動画では、各部門の作品例や審査の評価ポイントなどが日本語字幕付きでじっくりご覧いただけます。ぜひご視聴ください。
お話の中にもありましたが、少しでも気になる方は、ぜひコンテストにチャレンジしてみてください!
【セミナー】「ジュエリーデザインとファッション」
2022年7月21日(木)
ジュエリーデザイナーの奥田浩太さんをお招きし、そのアーティスト活動やコラボレーション活動、ジュエリー制作などについて詳しくお話を伺いました。また事前に学生から寄せられた質問から、デザインやリサーチの方法、Kanye WestやRhiannaとのコラボレーション、そしてセントマとパーソンズでの留学経験についても詳しく語ってくれました。
なかでもデザインの着想やインスピレーションについての学生からの質問には、「美術や本、服や展示など、常にリサーチをし、その過程で引き出しのストックを増やして自分との関係性を探っている」と答え、また、世に知られるようになるためには?という質問には、「コンペよりはインスタやTikTokなどのSNSで自ら発信することを継続していくことが有名になるための近道だと思う」と答えてくれました。
参加した学生からは、「クリエイションの方法だけでなく、それに対するマインドを学べました」「セントマとパーソンズの雰囲気や授業内容の違いなどが聞けて、自分の行きたい大学を見つけられたような気がします」などの感想が寄せられました。
世界を股にかけて活躍する奥田さんの活動、今後も見逃せません。
【オンラインセミナー】「ファッションウェアラブルテクノロジー」
2022年7月7日(木)
コソボ人デザイナーで「Fight or Flight」のクリエイティブディレクター、ハナ・ゼチャ(Hana Zeqa)さんを迎え、「ファッションウェアラブルテクノロジー」をテーマにオンラインセミナーを開催しました。
舞台衣装を学ぶために留学した英国のロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで出会ったというファッションテクノロジー、そしてスローファッションなどについて、リサーチの現状とともに詳しく語ってくれたハナさん。
学生からの「テクノロジーとファッションを融合させることのメリットは?」という質問に、特に医療の分野で衣服を通して自分の体をコントロールしたり機能性を付加したりできることを挙げ、「テクノロジーが服に組み込まれることで健康や身体を維持・追跡することができ、そうした機能を備えるからこそ長く着ることができる」とそれがサステナビリティにつながるということを教えてくれました。
今後、ますます注目されるファッションテクノロジーやファッションサイエンス分野。「現在のファッション産業の課題である過剰生産や過剰消費へのひとつの解決策になるかもしれない」というハナさんの言葉が印象的でした。
セミナーのアーカイブ動画はこちらから↓↓
【セミナー】ファイナリストに聞く「海外ファッションコンテスト、イエール」
2022年7月1日(金)
6月30日(木)、ニットウェアデザイナーの黒沢秋乃さんをお迎えし、フランスで開催される世界有数のファッションコンテスト「イエール国際モードフェスティバル」の体験談をお話ししていただきました。黒沢さんは北欧フィンランドのアアルト大学に在学中の2016年に同コンテストのファイナリストに選出。ヘルシンキやパリのファッションウィーク等で作品を発表し、現在は「ONICA(オニカ)」のクリエイティブディレクターとして活躍されています。
フィンランドで人々の生活に根付いているニットと出会ったという黒沢さん。「デザインの出し方や発想のディベロップの仕方は?」という学生からの問いに、「自分の環境から着想やアイディアを発展させることが多いけれど、リサーチベースの人もいる。正解というものはなく、自分のやりたいことが正解」と答えてくれました。また、日本と海外の学校の違いについて質問されると、「フィンランドのファッション科には専属で縫い師がいて、学生はデザインに注力するため、自分の意思をしっかりと伝えるコミュニケーション力が大事」とアドバイスしてくれました。
参加した学生からは、「大変な作業と膨大な準備量をこなして最終審査まで残ったことが本当に感動しました。目の前の課題をこなすだけでも手一杯な自分は今の1000倍努力し新しいアイディアや視野を広げる必要があるのだと強く思いました」などの感想がありました。
【提携校ウェビナー】センオンニ(カッコよくて素敵な女性)のスタイリングの話
2022年6月13日(月)
6月11日(土)、本学の提携校である韓国 青江文化産業大学校のファッションビューティスタイルスクールがオンラインの特別講義を開催。文化の在学生にも視聴のお誘いをいただきました。韓国語でのセミナーにもかかわらず、本学園から約170名もの視聴希望がありました。
スピーカーはK-popアイドルを手掛けるスタイリストのソ・スギョン氏とメイクアップアーティストのソ・オク氏。第一線で活躍中の2人は青江文化産業大学校の教授でもあり、今回は進行役の教授との対談形式でトークが繰り広げられました。
参加した学生は、「仕事のことはもちろん、生活スタイルやこれからの目標なども教えていただけて、無料でいいのかな?と思いました」「韓国語ができないので内容は理解できませんでしたが、これを機に勉強したいと思いました」など前向きな感想を寄せてくれました。
【セミナー】卒業生でデザイナーのアンナ・チョイさんから学生たちへ伝えたいこと
2022年6月10日(金)
6月9日(木)、「HAENGNAE(ヘンネ)」のデザイナー兼クリエイティブディレクターで文化服装学院卒業生のアンナ・チョイさんを講師にお迎えし、「”強きロマンチスト”のためのブランド『HAENGNAE』のクリエイション」をテーマにセミナーを開催しました。
自身の学生時代や海外コンテストへの挑戦、米国や英国での留学など、経験談を通して学生のうちにできることを具体的にアドバイスしてくれたアンナさん。ブランド設立の経緯や経済面、コンセプトの立て方なども率直にお話ししてくれました。
質疑応答では、起業やコンセプトについての質問に一つひとつ丁寧に回答。セミナー後にも個別に質問したい学生が列をなすほど大人気でした!
参加した学生からは、「自分たちと近い世代でブランドを立ち上げられた方のお話がとても刺激になりました」「海外と日本のファッション業界の違いがわかってよかった」「すべてにおいて全力で努力して道を切り開いてこられたお話を聞けて刺激を受けました」などの感想が寄せられました。
【セミナー】ファッションデザイナー、奈由子先生に教わるポートフォリオ
2022年6月8日(水)
6月6日(月)、「tactor」のデザイナーで、英国のセントラル・セント・マーチンズでポートフォリオコースの指導経験もある山本奈由子さんをお迎えし、海外留学やコンテストに必須のポートフォリオについてお話ししていただきました。今回で3回目となる山本さんのセミナーは、コロナ前の2019年4月以来、約3年ぶりとなります。
テーマは「ファッションデザイナーのポートフォリオ」。ポートフォリオとは?という初心者向けのお話から、学生が実際にポートフォリオに取り組む際に大切にしたいことまで、知っておきたい情報をわかりやすく丁寧に教えていただきました。また、山本さんが英国のセントラル・セント・マーチンズに留学中に制作したポートフォリオの実物をスクリーンに映し出しながら、1ページずつ詳しく解説していただきました。
今回はセミナーのスタートが夜7時からと遅めの時間だったにもかかわらず、70名を超える学生と教職員が参加。コロナ禍を経ても、ポートフォリオや海外への挑戦に関心を持つ学生が大勢いることがわかりました。
ポートフォリオに関する相談は、国際交流センターで随時受け付けています。国際コンテストや海外留学にチャレンジしたいと考えている学生の皆さんも、まずはご相談ください!
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【セミナー】英セントマのエリサ先生による2年半ぶりの対面セミナーを開催
2022年5月17日(火)
5月16日(月)、英国の提携校 セントラル・セント・マーティンズでファッション・プリント学科の講師を務めるエリサ・パロミノ先生をお迎えし、約2年ぶりとなる対面形式のセミナーを開催しました。テーマは「フィッシュレザー:伝統はサステナビリティを革新する」で、スミソニアン協会北極圏研究センターの研究員でもあるエリサ先生が、世界を旅する中で出会ったフィッシュレザーと、より持続可能な素材の選択肢となるであろうアイヌ民族のフィッシュレザーについて、たくさんの写真を見ながらお話ししてくれました。
今回は日本語の通訳もあり、約50名の学生が参加しました。セミナー後の質疑応答では、学生たちが積極的に英語で質問する姿もありました。
「日本でファッションを学ぶ学生が世界で活躍するためには?」という質問に、エリサ先生は「日本の学生さんは勤勉でユーモアのセンスもあり、縫製やパターンカッティングなどの技術レベルも高いと感じています。皆さんのそうした能力のすべてを、まずはポートフォリオにしっかりと表現して見せてほしい」と回答してくれました。
【提携校】タイ タマサート大学の学生へ学院の森本先生がオンライン特別講義
2022年5月10日(火)
4月29日(金・祝)、文化服装学院の森本 慧先生がタイの名門校として知られるタマサート大学の学生に向けて、オンラインでの特別講義を行いました。講義のテーマは「ファッションランウェイ」で、タイのたくさんの学生がリモートで参加しました。
講義終了後には、タマサート大学の先生方と今後の交流計画について打ち合わせを行いました。国際交流センターでは引き続き、両校の交流をサポートしていきます。
【ウェビナー】国際ファッションコンテスト「ITS 2022」とは?
2022年4月13日(水)
4月12日(火)、新人デザイナーの登竜門として知られるヨーロッパ最大級のファッションコンテスト「ITS(International Talent Support )2022」のエントリースタートに伴い、ITSのタレントリサーチャーでコピーライターでもあるミケーレ・コルッチ氏が、今年度の開催スケジュールや参加手順、審査員や各賞の詳細などについて、文化生限定でオンライン説明会を開催してくれました。言語は英語のみでしたが、在校生約40名が参加しました。「ITSは単なるコンテストではなく、人それぞれにトレーニングの重要な機会となる」とのお話の通り、コンテストへの挑戦は学生の皆さんにとって貴重な体験となるはずです。オンラインでの申請は5月8日(日)までです。わからないことがあったら、コンテストの相談フォームで質問するか、国際交流センター(F館3階)まで。学生の皆さん、ぜひチャレンジしてください!
セミナーのアーカイブ動画はこちら↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=qjjcF8DgAjw
【来訪】「北極圏先住民族FISHSKINネットワーク」の研究員メンバーが来訪
2022年3月31日(木)
3月31日(木)、英国の提携校セントラル・セント・マーティンズのエリサ・パロミノ講師、シベリアの先住民ナナイ族の魚皮アーティストのアナトール・ドンカン氏など6名の魚皮研究員と学生が本学園を来訪しました。今回の訪問は3月23日から30日にかけて日本全国のアイヌ博物館で開催された「北極圏先住民族FISHSKINネットワーク会議」の活動の一環として行われたもので、一行はまず、ドンカン氏の制作した魚皮衣服と工芸資料が所蔵されている文化学園服飾博物館を訪れました。資料を前に、ドンカン氏から参加者に向けて、制作過程やインスピレーション、使用した伝統技術などの解説がなされた後、国際交流センターに場所を移し、オンラインでのトークイベントが行われました。リモートでの参加者も含め7名のスピーカーがそれぞれの研究分野にまつわるトークを繰り広げ、革新的なサステナブル素材としてのFISHSKIN(魚皮)の歴史的、文化的、環境的、社会契約的な重要性を認識する貴重な機会となりました。
【ウェビナー】韓国 啓明大学校との交流型セミナー「韓国のファッション教育とK-Fashionの今」
2022年2月7日(月)
2月5日(土)、文化学園大学の提携校である韓国の啓明大学校ファッションデザイン学科との交流型ウェビナー「韓国のファッション教育と K-Fashionの今」を開催しました。本学学生の韓国への関心は高く、今回も募集定員70名の枠がすべて埋まりました。ウェビナーではまず、啓明大学校の教授陣から「デジタル社会に即した韓国のファッション教育」の紹介と「K-コンテンツの成長に伴うK-ファッションの現状」についてのお話がありました。その後、ファッションの現場で働く啓明大学校の卒業生と在学生が文化の学生の質問に答える形でトークを展開。映画スタイリスト、デザイナー、ブランド広報、アイドルの舞台衣装やTVドラマを手掛けるデザイナー兼スタイリストなど、第一線で活躍中の卒業生から現場での様子や仕事で大事にしていることなどを教えてもらえる貴重な機会となりました。参加した学生からは、「将来の夢をもう一度考えるよい機会になりました」「(韓国の学生は)ファッションの幅を自分で広げていてすごい」「今回学んだことをこれからの大学生活に生かしていこうと思います」など前向きな感想が寄せられました。 ウェビナー終了後に行われた啓明大学校の教員との挨拶会には文化側の教職員8名が参加し、今後の交流の形を話し合いました。今後はオンラインも含めた両校のさらなる交流発展が期待されています。
【セミナー】国際コンテスト「イエール」のファイナリストを招いて開催
2021年11月15日(月)
11月11日(木)、セミナー「国際コンテスト イエール」を開催しました。対面でのセミナーは約2年ぶりになります。
「イエール国際モードフェスティバル」はフランスで行われる世界有数のファッションコンテストの一つです。当日は2016年にファイナリストに選出された黒沢秋乃さんをお招きし、当時発表したコレクションについて、応募プロセスやポートフォリオの制作の仕方、最終審査会の様子など、体験談をお話しいただきました。国際交流センタースタッフによる応募概要の説明もあり、参加した7名の学生たちは熱心に聴き入っていました。セミナー後には、持参したポートフォリオとともに質問をする学生の姿もありました。
国際交流センターでは、常時、主要な国際コンテスト応募のサポートを行っています。質問や相談のある方は、海外コンテスト相談のページからご予約ください。
【ウェビナー】海外のファッションセミナーで各国の情報をいち早く入手!
2021年8月2日(月)
海外との行き来が制限されたままに始まった今年度ですが、長年交流のあった海外の提携校や団体が主催するウェビナーに文化の学生も参加してほしいとの招待があり、3月以降計16件のウェビナーやコンテスト関連のイベントを案内しました。なかでも学生に人気だったのが、5月5日(水・祝)に開催された韓国の提携校、青江文化産業大学校の教授兼現役スタイリストによるウェビナーで、韓国語での講義にもかかわらず、170名の定員を上回る参加申し込みがありました。また、イタリアの提携校マランゴーニ学院が文化の学生限定で開催した日本語通訳付きのスタイリングウェビナーには100名を超える参加者があり、「これまでと違う見方が学べた」など好評でした。現地に行かずともオンラインで情報を得るチャンスは、今後ますます広がっていきそうです。
【ウェビナー】海外発!ファッションセミナーが続々開催
2021年1月25日(月)
秋以降も海外との往来が困難な状況が続いていますが、これまで交流のあった提携校や団体から、それぞれが開催するウェビナーを聴いてほしいとの連絡があり、9月以降に計10回のウェビナーを告知しました。以前、本センター主催のセミナーで講師を務めたイタリアACMのエイドリアン・ロバーツ校長や、デザイナーの小西翔さん、英国CSMの服飾史家ジュディス・ワット氏のウェビナーに加え、世界的コンテスト「ウールマーク・プライズ」のファイナリストのためのウェビナーも無料で提供されました。自宅にいながら海外の情報を得ることができるウェビナーは、今後も学生に積極的に案内したいと考えています。
【ウェビナー】オンライン版!グローバル・ファッションセミナー
2020年7月25日(土)
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言下に迎えた新学期以降、海外からの来客予定はすべてキャンセルとなりました。そうした中、以前本センター主催のセミナーで講師を務めてくれたイタリアACMのエイドリアン・ロバーツ校長、そしてニューヨーク在住の若手デザイナー、小西 翔さんから、それぞれが開催するオンラインセミナーへの招待をいただき、6月と7月に計6回のセミナーを案内しました。なかでも7月27日(月)のポートフォリオセミナーは文化の学生のみを対象に開催したもので、英語でのセミナーにもかかわらず、80名もの参加がありました。チャットでの質問も多く寄せられ、海外との往来が難しい状況でも情報を求めて意欲的に学ぶ学生が大勢いることがわかりました。
【セミナー】メンズスーツの歴史と顧客価値の創造
2019年12月5日(木)
11月の文化祭における学院のファッションショーのワンシーン "Ideal" で、生地を提供していただいたイタリアの老舗生地メーカー「チェルッティ」から、マネージング・ディレクターとしてアジア太平洋地域を統括するエマヌエレ・イアニット氏を講師に迎え、12月5日(木)にメンズスーツにまつわるセミナーを開催しました。イアニット氏は19世紀末から現代までのスーツの変遷を写真とともに解説し、ファッション業界での活躍をめざす学生へ、日本で大事にされている「信頼」と「改善」という2つの価値観を大切にしてイノベーションを起こしてほしいとメッセージを送りました。セミナー後には自分の作品を持参した学生へ、熱心にアドバイスもしてくれました。
【短期研修】台湾から高校生の研修グループ
2019年12月3日(火)~6日(金)
12月に入り、学内で見かけた制服姿の女子高校生は、毎年台湾から研修に訪れる稲江高等護理家事学校(家政高校)の生徒たちでした。今年も12月3日(火)~6日(金)の4日間、22名の生徒たちが来校し、大学で「型染めのランチョンマット制作」「デッサン」「きものの話とゆかたの着付け」「あずま袋の製作」などの授業を受講し、キャンパスツアーや国際ファッション文化学科の卒業イベント「シンデレラ」の観覧も楽しみました。今年で5回目となるこの研修は生徒たちに大好評で、昨年に続き2回目の参加という生徒もいたほどです。こうした彼女たちの経験が口コミで広がり、BUNKAへの留学を考える学生が増えることを願っています。
【展示】ウクライナのファッション・イベント
2019年11月18日(月)~22日(金)
2019年11月の「日本におけるウクライナ月間」のイベントの一環として、11月3日(日)~5日(火)の文化祭における文化服装学院のファッションショーの1シーン「BUVIVIAN~幸運への願い 民の象徴」にウクライナ大使館から生地を提供いただき、学生たちの瑞々しい感性でデザインした衣装が披露されました。
11月18日(月)~22日(金)には在日ウクライナ大使館とBUNKAの共催による民族衣装の展示会を開催しました。白地に精緻な花の刺繍が施されたスカートなど、ウクライナ民族衣装専門家のオレナ・スクリプカさんのコレクション17点を展示。19日(火)にはナタリア・リセンコさんによるセミナーを開催し、約30名の参加者が楽しみながら民族衣装を知ることができました。20日(水)には伝統手芸のワークショップも開かれ、布に刺繍を施した小物、手彫りの版でインクを押し付けるウッドブロックプリント、お守りの人形など、それぞれの作業に参加した15名の学生や教職員は夢中になって取り組んでいました。
【セミナー】パリ事務所所長の「ファッションの未来を考える」
2019年10月29日(火)
文化学園パリ事務所の水戸真理子所長が来日し、今年も各回10名定員のプチセミナーを2回、開いてくれました。今回は「変わりゆくファッション大国」として、ファッション界で急速に進みつつある潮流「サスティナビリティ」へのフランス政府や企業の取り組み、そしてその影響をうけつつある「国際コンペティション(ITS、イエール、LVMH)の最新情報などのお話がありました。水戸所長は、環境問題や社会問題に触れずにはいられないほどファッション界にも大きな変化が起きているとしながらも、「サスティナビリティという言葉に振り回されず、本当に自分が追及したいことを見つけて表現するべき」と語り、「なぜ、誰のために、何のために服を作りたいのかをもう一度自分に問いかけて考えてみてほしい」と学生たちに力強いメッセージを投げかけました。
【セミナー】リアリティとファンタジーのはざま
2019年10月28日(月)
アルゼンチンとヨーロッパを拠点に活躍する若手デザイナー、サンティアゴ・アルテミス(Santiago Artemis)氏が来校し、自信のキャリアを築いてきた道のりや、世界のセレブリティのファッションを手掛けるようになったきっかけなどをお話ししてくれました。ピンクとブラックのチェックのジャケットとミニスカートに黒のニーハイブーツを合わせて笑顔で登場したアルテミス氏。「人と違っても堂々と自分の信じる道を歩めば良い」という彼のメッセージに、学生たちは「自分のスタイルに自信が持てないでいたが、自分は自分で良いのだと思うことができた。これから映画などを見て自分を成長させたい。感動しました」と自信を得たようでした。
【セミナー】パリのファッション学校への留学ーAICPについて
2019年10月23日(水)
フランスのパタンナー養成の専門学校として知られるAICP(アカデミー・アンテルナショナル・ド・クープ・ド・パリ)から、毎年ジャン・フィリップ・ヴォークレー(Jean-Philippe VAUCLAIR)校長が来日され、BUNKAでセミナーを2019開いてくださいます。今回はAICPの古い教科書を紐解きながら、学校の紹介と留学を目指す学生に向けたお話がありました。吉田和子マネージャーの通訳もあり、参加者からは「わかりやすかった」という感想と同時に、「もっと具体的な入学条件や学科の内容などが聞きたかった」との意見もありました。次回はより学生に役立つ内容にしたいと考えています。
【セミナー】強いブランドの秘訣はクリエイティビティ
2019年10月15日(火)
文化学園の提携校である英国UCA芸術大学(University of the Creative Arts)から、ブライアン・ジョンソン(Brian Johonson)上級講師を迎え、英語によるセミナーを開催しました。アディダス、アシックス、ヒューゴボスなど数々の企業でアートディレクターとして活躍するジョンソン氏から、競争の激しい業界で長年流行の先端であり続けるブランドの強さの秘密や取り組みなどのお話を伺いました。学生からは、「ブランドとデザインに哲学があることに気づいた」「有名なブランドを取り上げて説明してくれたので、英語が不安でしたが楽しく聞くことができました」などの感想がありました。